【感想・ネタバレ】陶炎 古萩 李勺光秘聞のレビュー

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Posted by ブクログ

今年の9月萩に行った際に坂高麗左衛門窯を訪問し、14代当主にもお会いすることができ、その歴史を知る上でも、本著を取り寄せた。
史実としては、残されている者が少なく、この作品も創作の部分があるわけだが、ベースになる歴史の事実関係は学ぶことができる。
萩焼の起源は、豊臣秀吉が起こした朝鮮出兵時に毛利輝元が朝鮮から連れてきた陶工、李勺光兄弟にあたる。
この小説は、李勺光とそこに嫁ぐことになった武家の娘との恋愛物語。
母国の誇りを背負った李勺光は作品を極めようとし、自分を追い詰め、結末はハッとさせられる。

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2022年12月11日

Posted by ブクログ

夫を亡くし幼い息子と暮らしていた主人公は、藩のため、婚家と息子のもとを去り、半島から連れてこられた陶工のもとへ奉公することになる。
藩のためと割り切っていたはずだが、その思いは簡単ではない。時代に翻弄された女と、遠い彼の地からやって来て、すべてを忘れるようにもの作りに精を出す男。不器用な二人の行方が悲しく、しかし、尊い。

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2016年01月07日

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