あらすじ
栄養科学研究所に配属された千鳥は、言語学研の鳶、考古学研の鶫とともに、研究室で起きた殺人未遂事件を偶然目撃してしまう。この一件を発端に次々と起こる――書庫の放火、連続通り魔事件に巻き込まれていく千鳥たちは「一冊の文献」と「植物の化石」を手に入れることに。三人は化石をめぐる実験をはじめるが……。「知」への好奇心が異端にふれ、禁断の扉が今ひらかれる!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
一番印象深いのがこの世界の『食』の形。
食事が人生の楽しみである私にとっては衝撃でした。古代の食を検証しながら紐解いていく彼らが面白く、「それは違うよ」と思わず突っ込みたくなります。
これからどんな料理が出て来るのか楽しみです。
それから、主人公の千鳥君がどう前に進んでいくのか、彼の気持ちがどう動いて行くのか追って行くのが楽しみです。
Posted by ブクログ
この作者の作品で3人組と言えば薬屋さんですが、この3人組も個性的で可愛いです。
千鳥が警務部に入れなかった理由とか、今後明らかになるんでしょうか? 楽しみです。
Posted by ブクログ
人類以外の有機生命体が存在しない、完全滅菌の未来のお話。動植物の命からつくらせる現在の「食事」がこの世界から見たらそうなるのか、と。設定勝ちだわ面白い。続きそうなのでレシピが増えていくのが楽しみ。
Posted by ブクログ
成績優秀で卒業したものの、希望とはまったく違う所へ
送られてしまった主人公。
その友人2名は希望の場所で働き、事件を持ってくる。
言語が統一されている、というのは楽そうですが
食事が…それだけ? な状態です。
という事は、胃が進化しているのか
退化しているのか…。
1話目は小さいほうの友人のラボ。
事件の内容よりも、持ち帰ったものがなんなのか、が
気になって仕方なかったですし、裏工作で
態度がでかい友人が手に入れた本も気になります。
まぁすぐに何か分かったわけですが。
しかし、何故出汁が走るになったのか。
参考物件に読んでいたのはなんだったのでしょう?
2話目は態度がでかい友人が持ってきた謎。
この話によって、このラボでは本に対して
どこを見ていたのか、が分かりました。
インテリアと変わらない…!!です。
作った食べ物(?)は、豆腐のよう
そして3話目に、主人公のラボ。
ここまで来て、ようやく何だか謎がうっすら
見えてきました。
2話目での友人のラボの人間関係もあれでしたが
主人公も…あれかと。
今回は、事件の内容があれなので
作っている暇はなく。
しかし1話目で体内に入れたごときで
お腹を壊すとは。
どれだけ無菌で生きているのでしょう?
Posted by ブクログ
SF的な作品。
食事というものがなくなって、サプリメントの様なもので全ての栄養を摂取する様になった未来が舞台。
食事が非効率的だと、主人公たちに言われてます。
未来から見た今の当たり前が面白いです。
Posted by ブクログ
今が「古代」と言われるほどの遠い未来の話。言語も食も生物も変わってしまい、「古代」の文化に興味を持つ若者たちの言動が面白さにつながる。トラブルにやたら巻き込まれるけどタイトルのイメージとは違うかな。
Posted by ブクログ
事件簿1ということはまだ続きがあるんだろうな。
食事がない未来の世界。
食事の快感は進化の中で退化したのか。
味覚を刺激されたときの描写が好き。
そんなに味覚を意識して食事をすることはほとんど無いなと。
食事以外にもいろいろ気になる世界観。
でも、盛り上がりには欠けるかなぁ。
Posted by ブクログ
【妙にロジカルな世界】
ご飯は食べないのに、風呂には入る。なんとも不可解だ。未だに端末を使っての通信方法なのもよくわからない。繁殖はどうしているのだろう。人間の三大欲求である食欲の欠けた世界をいまいち想像出来ない。
食べるということだけが、失われた世界。という事だろうか。歯磨きはどうしているのだろう。胃酸の分泌や、便の排出、胃や腸はどんな働きをしているのだろうか。
これから明かされていくのかご都合主義で終わるのか分からないが、人から食べることを意図的に奪うのならばかなり、大げさな理由が必要になる。どんな答えを用意しているのか少し楽しみだ。