あらすじ
「友だちの元カレは私の元カレだった!」たった6人をたどるだけで世界中の誰にでも行き着けるスモールワールド。「複雑ネットワーク」は21世紀最大のキーワード。複雑に見える身の回りの現象も「複雑ネットワーク」の考え方を応用すれば単純な関係に置き換えることができる。伝染病やコンピューター・ウイルスの感染経路、ニューロンやタンパク質の情報伝達の方法、会社や社会の中の人間関係に「意外な法則」が見えてくる。(ブルーバックス・2006年2月刊)
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Posted by ブクログ
最近、「複雑ネットワーク」に非常に興味があり、
まずは入門編からチャレンジというわけで、本書を手に取った。
著者の増田先生は色々な文献も著されており、次に読む予定の
ものも増田先生のものだ。
さて、内容だが、基本的な概念や歴史から複雑ネットワークの事例、
スケールフリーネットワーク、SIR、SISモデル、BAモデルなどの
各種用語などを知ることができて、とてもよかった。
内容も平易であり、入門編としてとてもよいレベルだったと思う。
これから、ますます深みにはまりたい。
目次
第1章 ネットワークのはじまり―グラフ理論の誕生
第2章 ネットワークの格子模様―碁盤目とその仲間
第3章 ネットワークの距離―ベーコン数とエルデシュ数
第4章 世界はせまい!?―スモールワールド
第5章 世界は不平等!?―スケールフリー
第6章 伝染病から身を守る―感染経路と予防接種
第7章 通信ネットワーク―インターネットと携帯電話
第8章 生命を支える―ニューロンとタンパク質
第9章 ビジネスを生き抜く―黒幕とエリートの社会