【感想・ネタバレ】百万畳ラビリンス 下巻のレビュー

ゲームのバグ発見が得意な礼香と、ルームメイトの庸子がゲームのテストアルバイト中に奇妙な世界に迷い込んでしまい、その世界を探索していく話。

アパートの一室みたいな畳の部屋が続いていたり、かと思えば外は一面の樹海だったり、無限ループする回廊があったり、それらがチグハグに繋がっていたり…。こんな「奇妙な世界」を主人公たちはうろつくわけですが、そんな世界にも一定のルールやプログラムはあるようで、それを発見したり、活かしたりしながら攻略していく様は、謎解きゲームをプレイしている感覚になって楽しいです。

主人公の二人はゲーマーよろしく、法則やルールを淡々と解明していきます。読んでいると一切詰まらずにゲームを進められている時の高揚感に近しいモノが出てきて、気持ちいいです。
普段からゲームをやる人は、特に楽しめるのではないでしょうか。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2020年02月01日

 上下巻というのもいいね。
 上巻で感じた疑問伏線は、当然下巻で解き明かされるわけで。
 ちゃんとしたと云ったらおかしいかもしれないけれど、SFとしてしっかり煮詰められた設定群は読んでいて気持ちがいい。
 主人公が状況を把握して考えて行動する作品は素晴らしい。
 あらゆる可能性を試してみるタイプのゲ...続きを読むーマーは共感することしかり・・・ではあるが、意外とそういうタイプのゲーマーって少ないので、傑作なのに共感者は多く無いかもしれない。
 チュートリアルで死亡できるようなゲーマー。
(※↑※野暮ながら解説すると、初めて触ったプレイヤーにルールを伝えるのがチュートリアルモードなので普通に練習する限り誰でも簡単に突破できるようにできている。そこで、あらゆる可能性を考慮して滅茶苦茶無茶するのがゲーマーであり、ぬるま湯モードでもここまで無茶すると死ぬという事を把握する。)

 ゲームの概念が多く登場し、ゲームの知識があると理解が早いと思われるが、説明もしっかりなされるのでゲーム知識が無くても何とかはなる。
 結末に、いろんな角度からいろんな感想があると思うが、いろんな意見が出るのもいい作品だと思う。
 

0

Posted by ブクログ 2016年05月03日

表紙見て「え?www」ってなりましたwwwなるほどなってなラストでなっとくのマンガ大賞作です。内容的に角川の作品なのかと思ってたらまさかのヤンキン!?

0

Posted by ブクログ 2015年08月13日

某成年雑誌を一時期購読していたのもあり、たかみちさんには親しみがあって購入した。百万畳ラビリンス、このタイトルがこの漫画のすべて。いりくんだ舞台設定にも関わらずすんなり読めたと思う。礼香と庸子、二人きりで展開されていく冒頭のスリリングさと緊張感、静謐さが後になってみればかなりよかった。かなりおすすめ...続きを読むしたい漫画。

0
ネタバレ購入済み

2021年03月14日

上下巻で読むのに丁度いい内容。
前にチラッと試し読みか何かで読んで気になってた漫画。
絵も綺麗だしちょっとしたゲームの攻略っぽいミステリー的内容は今風なのかな?
面白かったしもう少し長くても良かったかも。

0

Posted by ブクログ 2017年02月05日

どこまでも不思議な読後感。

この結末をすんなり受け止められるかどうかは人それぞれだけど、
礼香の清々しい表情を見ていると切なさも吹き飛んでいきました。
仮想の世界でこそ生命力を取り戻す特異な女の子。

それにしても「人間アクアリウム」という発想は面白いなぁ。
しばらくの間現実逃避ができました。面白...続きを読むかったです!

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年07月11日

LOの表紙の人という印象しかなかったけど、こういうの描けるんだね(失礼)
『四畳半神話大系』の無限四畳半の話と最近流行りのゲームの中に飛び込む系の話を足したら面白い世界観になった、という感じの話。

0

Posted by ブクログ 2016年01月25日

目の前に生きやすい世界が広がっているのならそちらを選ぶのが最善だよね。
ただ私は庸子たち普通の人間の視点でしか考えられないから、その選択をできる礼香が妬ましかったりする。

脱出ゲームの楽しさ、冒険のドキドキ、世界の謎を探るワクワク感。

0

Posted by ブクログ 2016年01月01日

計算尽くで作られた話には遊びがなく予定調和のきらいはあるものの、確かに丁寧に作られたラビリンス。さんざん主人公の異質性を知った後だけに、素直に祝福できるハッピーエンドだった。

0

Posted by ブクログ 2015年08月27日

世界からつまはじきにされてる人はー、とか言うのはダサイ話だけど、そうは言っても世界には色んな人がいるわけで、そう言った人が、たとえば僕から見て幸せとは見えなくても、そう生きている様に見えて憧れるところは、やっぱり否定できない。
文字通り、様々な意味で「世界を救った」というところで、礼香なり、DTさん...続きを読むだったりするわけだ。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年03月19日

うーん、前半のいろいろ冒険したり試したりしていところは面白かったけど、オチがよくわからなかったです汗
でも、こういう世界観は好きです。

0

Posted by ブクログ 2015年12月16日

柔らかい画風が素晴らしいたかみち先生ですが....

個人的には「ゆるゆる」のほうが好きです。
本作でやりたいことはわかるのですが幕の閉じ方がちょっと好みではありませんでした。
自業自得の上、本人たちが意識するのは難しい状態なんでしょうが「自分達がやられたことをそのままやりかえす」のはちょっとどうか...続きを読むと。

ただ主人公の性格があれですからそれっぽい落としどころだったのかもしれません。

色々書きましたが、もちろん先生の次回作には期待しています!
楽しみっ!

0

Posted by ブクログ 2015年11月01日

発送は好き、たった二巻でまとめてしまうのが勿体無い。
もっと多大な広がりのある物語だと思うんだけども。。

0

Posted by ブクログ 2015年08月29日

社会生活不適合者の生きる世界。



ゲームの裏技を見つけることで生きてきた女が、現実世界以外に生きる世界を見つけて生きる。



価値観をごまかして現実世界で生きていくのではなく、自分の価値観で生き生きとして生きていけるのはいいね。

0

「青年マンガ」ランキング