【感想・ネタバレ】七色いんこ 手塚治虫文庫全集(1)のレビュー

あらすじ

七色(なないろ)いんこは、どんな役をもこなす天才役者。しかも、突然の代役でも完璧にこなし、舞台の出演料はいっさい取らないのだ。そこには、劇場にやってくる金持ちから金品を盗みとるという裏の目的があった――。古今東西の演劇をモチーフにした、軽妙洒脱な連作犯罪活劇! <収録作品>ハムレット/どん底/人形の家/修禅寺物語/ガラスの動物園/検察官/電話/ゴドーを待ちながら/アルト=ハイデルベルク/誤解/ヴァージニア・ウルフなんかこわくない/ピーター・パン/幕間/化石の森/じゃじゃ馬ならし/彦市ばなし/シラノ・ド・ベルジュラック <手塚治虫漫画全集収録巻数>手塚治虫漫画全集MT341~343『七色いんこ』第1~3巻収録 <初出掲載>週刊少年チャンピオン 1981年3月20日号~1982年6月4日号 連載

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Posted by ブクログ

ネタバレ

『ハムレット』

『どん底』

『人形の家』

『修善寺物語』

『ガラスの動物園』

『検察官』

『電話』

『ゴドーを待ちながら』

『アルト=ハイデルベルグ』

『誤解』

『ヴァージニア・ウルフなんて怖くない』

『ピ-ター・パン』

『幕間』

『化石の森』

『じゃじゃ馬ならし』

彦市ばなし』

『シラノ・ド・ベルジュラック』

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2011年09月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

七色いんこは、世界に名の知れた代役専門のもぐりの天才俳優。
もぐりの天才医師ブラックジャックと似た設定。
ブラックジャックは手術代として法外な費用を請求するが、七色いんこは高額な金品を盗む。

大泥棒で変装の名人といえばルパン三世。
七色いんこも大泥棒で変装の名人。
どちらも金や宝石だけでなく、恋心も盗んでしまう。

ルパン逮捕のためにいつもルパンにまとわりついているのが銭形警部。
同様に七色いんこ逮捕のためにまとわりついているのが千里万里子刑事。

と、主人公と取り巻きのキャラはうまく出来上がっている。

ストーリーは、著名な作品のオマージュにギャグを加えたもの。
ブラックジャックやルパン三世よりも、おふざけのギャグが多め。

第一巻の各ストーリーと原作者を挙げておく。

1 ハムレット(ウィリアム・シェイクスピア)
2 どん底(マクシム・ゴーリキー)
3 人形の家(ヘンリック・イプセン)
4 修禅寺物語(岡本綺堂)
5 ガラスの動物園(テネシー・ウィリアムズ)
6 検察官(ニコライ・ゴーゴリ)
7 電話(ジャン=カルロ・メノッティ)
8 ゴドーを待ちながら(サミュエル・ベケット)
9 アルト=ハイデルベルク(ヴィルヘルム・マイヤー=フェルスター)
10 誤解(アルベール・カミュ)
11 ピーター・パン(ジェームス・マシュー・バリー)
12 ヴァージニア・ウルフなんかこわくない(エドワード・オールビー)
13 幕間(なし)
14 化石の森(ロバート・シャーウッド)
15 じゃじゃ馬ならし(ウィリアム・シェイクスピア)
16 彦市ばなし(木下順二)
17 シラノ・ド・ベルジュラック(エドモン・ロスタン)

ピーター・パンが元来は芝居だったことは知らなかった。
昔榊原郁恵がピーター・パン役をやったことは知っていたが、
以来毎年公演が続いていて、今年は11代目の山崎玲奈さんがピーター・パン役だった。

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2024年05月26日

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