あらすじ
数学の未解決問題の中で最も人気のあるのが「リーマン予想」です。しかし、他の未解決問題と同様に、リーマン予想も難解です。「素数に関係している」「ゼータ関数のゼロ点が問題らしい」ということは聞いたことがあっても、その全体像の理解まではなかなか到達できません。本書は、そのような数学好きの読者に、リーマン予想の全体像とその意味をていねいに解説します。(ブルーバックス・2015年8月刊)※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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Posted by ブクログ
リーマン予想を数学的な内実も含めて、新書で理解できるなんて、素晴らしい著書だ。
ほぼつまづくことなくスピード感を持って読み進めることができた。
Posted by ブクログ
素数定理が証明されているのにリーマン予想は証明されていない,という不思議な状況にあることがわかりました.若くして亡くなったリーマンは古い時代にすごいことを考えていたものです!
Posted by ブクログ
まだざっと読んだだけだが、面白い本でした。今まで読んだリーマン予想の本の中で一番判りやすい気がします。
複素関数論の基礎から解説しているので、複素関数論の入門としても良いのではないでしょうか。リーマンは複素関数論で出てくるコーシーの積分定理、留数定理、偏角の原理、解析接続などを駆使してゼータ関数を研究していたことがわかり、複素関数論の威力を感じられる本です。ゼータ関数に興味がわいてきました。