あらすじ
仕事・人生に必ず役立つ「ブッダの超合理的な思考法」を、シンプルな言葉とビジュアルな図版で紹介。わかりやすくて実践的――読者から高い評価を得ている草薙龍瞬の最新刊。
<分野>
ビジネス・生き方・自己啓発・ライフハック(生活改善)
<本の内容>
●仕事・人生に最高の成果を上げる「心の技術」を5つ紹介――
第1章 ムダな心を止める ――「ラベリング」で客観視する/「心の履歴」を振り返る
第2章 心の汚れを洗い流す ――誰も知らない? ブッダは「マインドフルネス」をこう語っていた
第3章「自分の輪郭」に留まって消耗しない ――人間関係に振り回されないタフな心を作る
第4章 何が起きても「正しい思考」で立ち直る ――後悔・未練・失敗を越える「心の手順」
第5章 どんな現実も「智慧」で越えてゆく ――「理解した上で考える」/「心のクセ」に気づけば人生が変わる
<特色>
●どの章にも「すぐ実践できる方法」が満載。「ブッダの合理的な考え方」をビジュアル化した図版を20点以上掲載。
●Google・Yahoo!・Facebookも採用したマインドフルネスを、元ネタであるブッダの言葉を直接引いて解説。
●著者・草薙龍瞬は、ベストセラー『反応しない練習』KADOKAWAで、原始仏教を「ブッダの合理的考え方」として現代によみがえらせた僧侶・著述家。論理的でシンプルな語り口は、高い評価を得ている。
<著者のメッセージ>
「ここからは、クリーンな心で行こう――そう何度も思い直しましょう。心の汚れを、さっぱり洗い流せば、自分らしい本当の人生が始まります」
読者への手紙のつもりで書いたという著者の言葉が心に響く。癒されたい・チカラづよく生きたい人は読んでおくべき一冊。
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Posted by ブクログ
要約
"慢":判断したがる心,自分に都合の良い判断
>敬意を持って理解する
苦しみを生むものは3つに分けられる反応
* 貪欲
* 怒り
* 妄想
→これらに反応せず、心の中にあることを理解する(ラベリング)
そして方向性→方法→行動とクリーンにする
そして方向性の一つに据えるのが慈悲の心
慈悲の慈=他者の幸せを願う,悲=他者の悲しみ、苦しみを目を逸らさず見る。
Posted by ブクログ
## 止める
・今の状態をラベリングして、説明する。これをした。今これをしている というのを言葉にして、ラベリング。自覚する。
・悩みの招待は1貧欲2怒り3妄想
## 削ぎ落とす
・物事に対して反応せずに、ただ、あるものだと知る
・基本は瞑想
・歩行瞑想ー歩く足の感覚に集中。足を上げている。下げているととラベリングしていく
・日常の中で実践し続ける。
・意識を反応に使うのではなく、感覚に使うことに集中させる
## 留まる
・自分の手の感覚が現実の輪郭
・それ以外は妄想
・自分の手で動かせるもの=自分の思い通りになるものには期待していいが、それ以外の自分の手では動かせないものは、期待しない
・相手に対して反応しない。理解に務める
・世界には関わる価値があるものと価値がないものが混合している。価値がないものを見極める必要性
・自分にとっての目指すべき海にたどり着くには、川の途中でひっかからずに、反応せずに知っ着せずに、正しい方向に近づくことに集中。
◉将来の不安とかお金とか今はどうしようもないことにとらわれず、今動かせることに集中する。
## 立て直す
・欲求がある場合に、不満をもつことは無意味だが、不満をもち、解決の方向性を見極めることは意味がある。
◉会社に不安がある場合は、オピニオンかEXITしかない。それ以外は無駄
・行動するときは、1方法を集める2手順を決める3実行する
の手順
*この作業なら、必ず成果が出るといったチャンクまで落とす。そして実行
**・「後悔」はマインドフルで消し。「未練」は、立て直す。作業に落とす**
・失敗したあとにできることは後悔していることではなく、正しい方向に修正して立て直すこと。
・
・他人の相談に対しては、判断しない。ただ「理解する」。普段から、自分の判断を自覚する
>相手がどういう状況か理解する こういう状況なのね。
>相手の感情を理解する こういう気持ちなのね。
・人間関係は、まず理解。
1理解
2相手にとっての方向性を確認 どうしたいですか?私になにができますか?
3相手がなすべき方向性を考える
◉みずきが、もうなにもしたくないっていうのは、ただ単純に理解してほしいってことなのかもしれない。=☆みずきの理解してほしいサインを見逃さない。
## 超える
**心のクセ=無自覚の反応パターン=業を理解し、ラベリングする。たとえば**
・求めすぎる もっとほしい。現状に満足できない
・怒り
・慢 自分が正しい。間違ってない
・妄想の業 過去に執着
・自己否定 自分はダメだ。劣ってる
・一日の終わりに、今日の反応はどんな業に基づいていいるかを振り返る。
あれは、求めすぎる業が働いていたのだ。
あれは、自己否定の業が働いていたのだ
・人が抱える苦悩の要因は
1反応 外的刺激に触れて心が動くこと
2執着 反応にとどまる。心の状態としてキープすること
3業 心のパターン。
必要なのは、中立的で判断しない心。そのために、
・サティ 瞑想
・ラベル付け いまこれをしている。 この感情が生まれている。これは、こういう業から来ている
の2つを行うこと
ブディズム
・妄想に頼らず、誰を苦しめることもない、徹底して合理的で洗練された、苦しみを乗り越える方法
> "未来は今の積み重ね。今に集中して、快を得る。今に快を得られるように心を使う。そうした発想の転換によって、「この生き方に間違いはない」という手応えも生まれてくる" p233
> 今という時間の中に、幸福を得る。それは紛れもなく最高の生き方です。これができれば、お金やものや他者の目線など、外の世界に"幸福の根拠"を求める必要がなくなる。代わりに、日常のごく普通の営みに、快を得られるようになります p234
◯ブディズムという合理的な苦悩から開放される方法
◉日常に対してニュートラルになり、正しい理解とただしい思考(どうやったら目指す方向にすすめるか)をしていくうちに、目指す方向性が周りに対しての慈悲の心が芽生え、叡智を手にすることができる。