あらすじ
「みんなで同じことを、同じペースで、同じようなやり方で」……何かおかしいと思われながら、長らくそのままの教育システムをひっくり返し、学校への絶望を希望へと変える方法を提言する。
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Posted by ブクログ
学校の当たり前を無条件に受け入れて、「みんなで同じことを同じペースで学ぶこと」の危うさが述べられている。
だけど、必ずしも学校の当たり前やみんな同じが間違っている訳でもない。
だからこそ、それぞれがまずは知りよく検討して正解なき答えを模索することが大切なんだと思う。
Posted by ブクログ
本当に思う。
今のままでいいのだろうか。
小学校教諭をやって7年、日々の業務に揉まれながら感じた違和感。この本に出会って少し光が見えた。
スタンダードの横行。個別最適化とは真逆の流れ。
学校に来れないこの学習。
何をしても悲観しかできない保護者。
教育者として何を目指していけばいいのかわからなくなってきた今日この頃。目指すべきは自由を獲得し、自分なりの幸福を追求することができる探求者の育成。その支援者としての役割。
150年間の歴史は捨て去るのではなく、新しく変革していかなければならない。
しかし一教員に何ができる?実際の現場でどう変えていく?いずれにしてもまだまだ自分の力が足りないな。
Posted by ブクログ
■ひとことで言うと?
子どもたちの「探求する力」を伸ばす学校をつくる
■キーポイント
・画一的な学習スタイルからの脱却
→スタンダード化は「自分で考える力」を奪う
・「探求する力」の育成
→自分なりに問いを立て、自分なりの方法で、自分なりの答えにたどり着く力
→子どもたちの学びたい欲求を活かす
→教師は探求をサポートする「共同探究者」「探究支援者」
・探究型教育
→学びの個別化・協同化・プロジェクト化の融合を核とする
→探究の方法論
→1.テーマ:探求するテーマを決める
→2.問い:解決したい問いを立てる
→3.方法:問いの解決方法を検討し実践する
→4.発表:成果を発表する
→1 - 4を行きつ戻りつしながらすすめる
→学び≒遊びに思いっきり浸る
・より「よい」教育の実現に向けて
→学びの再ネットワーク化
→さまざまな教育機会をつなぐ仕組みをつくる
→安心安全な空間づくり
→「自由の相互承認」の感度が育まれる場をつくる
→教師支援の拡充
→行政・地域・個人として、教師の活動をサポートする