【感想・ネタバレ】国際政治 改版 恐怖と希望のレビュー

あらすじ

世界平和を実現するために人類は古くから叡智を傾けたが、戦いは繰り返された。戦争の危機はなぜ去らないのか――この問いに答える書物は少ない。国際関係を単純に図式化・理想化することなく、また「複雑怪奇」といって正確な認識を諦めることもなく追い求めた著者が、軍縮、経済交流、国際機構などを具体的に検討しながら、国家利益やイデオロギーがからみあう現実世界を分析し、組織的に論じた国際政治の入門書。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

人類は平和を願いながら、なぜ戦争が絶えないのか。本書はその問いを、国家間の力・利害・正義の関係から分析する。
「常識の数だけ正義がある」「国連や国際法では共通基準を作り出すのは難しい」という指摘に共感した。
完全な平和は難しくても、それでも人類は平和を目指すべきだという著者の言葉が心に残る。1966年の刊行ながら、今も鋭い示唆に満ちている。

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2025年10月13日

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