【感想・ネタバレ】河童 他二篇のレビュー

あらすじ

「河童」は、ある精神病患者の談話を筆録したという形で書かれたユートピア小説。ここに描かれた奇妙な河童の国は、戯画化された昭和初期の日本社会であり、また、生活に、創作に行きづまっていた作者の不安と苦悩が色濃く影を落している。脱稿後半年を経ずして、芥川は自ら命を断った。(解説=吉田精一)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

先日天声人語で紹介されてから読んでみたいと思っていたのですが読書会できっかけをいただきました。子供に生まれて来たいかと問われ自らの意志で生まれ出づる河童。人は自らの意志ではこの世に現れない、もし生まれる前に聞かれたならばなんと答えるのか。自ら死を選んだ彼は、それでも生まれる事を選んだのだろうか。後半は大島弓子の宇宙人のウさんの話を思い出していた。

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2011年02月14日

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