あらすじ
アメリカでやさしい母と二人で暮らしていたセドリックは、突然、イギリスの貴族である父方の祖父の跡をつぐことになった。年取った祖父は偏屈でみんなから嫌われていたが、セドリックの無邪気であたたかい愛情にふれるうちに、その冷たい心がしだいに変わっていく。生き生きとした新訳でよみがえる、バーネットの不朽の名作。
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ずっとずっと大好きな本
子供の頃に読んで、感動した本は、大人になって読んでも、感動する。世の中の嫌なことも、綺麗さっぱり無くなってしまって、すっきりした気分で、また、明日から頑張ろうという気になる。
Posted by ブクログ
大学の授業で一度英語版を読んだことがあったので、今回この本を読んでイギリスの貴族制度について深く理解できました。
日本人の子供にとって、貴族制度は身近なものではないので「伯爵」や「小公子」などの単語がちょっと理解し難いかな?と思いますが、サラッと読んで、イギリスには貴族制度というものがあるんだなという事だけでも知ることができる良いきっかけになると思います^ ^
セドリック、伯爵、エロル夫人、ディック、全ての登場人物が主人公となり得るような物語でした。
人間性に着目して、どのように変化しているのかを観察するのも新しい読み方です!
それにしてもセドリックは可愛い子ですね^ ^
Posted by ブクログ
いまだ未読だった名作児童文学を今さらながらに読んでみるシリーズ①(笑)。
子供の頃に放映されてたハウス食品の世界名作劇場シリーズに、「小公子セディ」というのがあったなぁ、と思い出して手に取った1冊。
最高。
名作。
傑作。
セドリックってば、絵にかいたようにパーフェクトな少年!
こんな完璧な“イイやつ”、現実にはいるわきゃないよね~、と分かってはいても、それに鼻白むことなど全くなく、無邪気で可愛く美しく賢い少年セドリックの一挙手一投足から目が離せない!
読んで清々しく、心洗われること間違いなし。大人にも薦めたい。いや、心汚れっちまった大人にこそ、薦めたい。
文体も内容も、装丁や挿し絵、ルビ打ちやら注釈など、隅から隅まで「ザ、児童書」なもんで、通勤電車で読むのはちと気恥ずかしかったけれど、途中からはそんなことは全く気にならなくなるほどのめり込んでいた(笑)。
文句なしの、★5つ、10ポイント。
2017.10.11.図。
※アニメ版を観てみたくなった。
※世界名作劇場みたいな良質のアニメシリーズ、復活されるべき。妖怪ウォッチだの、玩具メーカーの手先と成り果てた仮面ライダーシリーズなどより数十倍、子供に観せる意義がある。
※解説文で知ったのだけど、「小公女」も、同じ作者だったのね。(「小公女セーラ」ね)
※読んだのはこの版ではなく「少年少女世界文学館」という児童書全集のうちの1冊。(どうせ書くなら、レビュー数が多いところに書きたかったため)
※自分が読んだのは、村岡花子さんの訳だったが、他の方の訳も読んでみたいと思った。