【感想・ネタバレ】ゴルディアスの結び目のレビュー

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Posted by ブクログ

今読んだも新鮮な名作四篇。表題作は1番かっこいい日本SFだと思う。あと小松左京の文章力はすごいと思う。

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2023年10月07日

Posted by ブクログ

哲学的話もあり、何回も読んでも捉えるのが難しい。が、そこも含めて良い。小松左京はもっと評価・注目されるべき作家である。

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2021年08月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

中学の頃夢中になって読んでいた小松SF。表題作なんてサイコ・ダイブする話のはしりなのでは?

ホラーと量子理論による宇宙観をむすびつけるという荒技に圧倒されます。現在は観測されるまでになったブラックホールですが、作者のように宇宙論と人間を結びつけて描くSF作家はもはやいないでしょう。

若かりし頃のいろんな情熱とともに記憶やら感情が呼び起こされて、最近元気が無くなってきた自分に喝を入れたくなります。

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2019年12月30日

Posted by ブクログ

SFというより哲学小説、とても興深い作品。作者は渾身の力を込めている。

「岬にて」
孤島の岬で人生の終盤を迎える人々の姿に、宇宙とのつながりを見られるのか。

「ゴルディアスの結び目」
恐ろしいほどねじれてしまった心の闇、その固く複雑な結び目をほどくにはどうするのか、
時間をかけてほどいていくのか、刃物で断ち切ってしまうのか。
そこも宇宙のひとつなら、行ってみるしかない。

「すぺるむ・さぴえんすの冒険」
全地球の人々の生命を犠牲にすれば、絶対一人に授けるという「宇宙とは何かの悟り」
どちらを選ぶのか、するとどうなっていくのか。

「あなろぐ・らう”」
人間に備わっていると思われる「実在意識」はどこから来たのか?
宇宙からなのか。
茫漠広大な宇宙の中の銀河系の中ののひとつ太陽系にある地球がいずれ滅びるとき。
この最後の章のカップルの様子と景色の描写が美しい。

しばらくおいて再読することにしたい。

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2022年01月28日

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