あらすじ
左遷部署「イノベーション・ルーム」に異動となった酒井のもとに、「ニワトリは一度だけ飛べる」という題名の謎のメールが届く。送り主は、いったいどんなメッセージを伝えようとしているのか……。笑って泣ける重松節全開の作品が、いきなり文庫化。
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Posted by ブクログ
オズの魔法使いが読みたくなった。
中盤、中川のひねくれ具合と羽村の脳のないカカシ具合がつらかった。団結することなさそうなメンバーだけど最終的に仲良くなってハッピーエンドで良かった。
Posted by ブクログ
ちょっと気になる書き出しから始まり、とても読みやすくてサクサク読めた。
イノ部屋に送り込まれた酒井裕介の仕事の感じ(出来なさ)とか、家族の悩みがリアル。
「オズの魔法使い」をなぞらえて進んでいく辺りがやや寓話っぽすぎるようにも感じました。
Posted by ブクログ
・主人公結局ポンコツ。こんな父、夫は嫌だ。結局全員不完全燃焼
・全体的にテンポは良く短いので一気に読めた
・主人公の心の声がクサイ
・オズの魔法使いのストーリーを思い出した。黄色人種
・色々学べる単語が多かった
・設定が薄くて都合よく繋げてるように思えた
・キャラクター特に好きになれる人種いなかった
Posted by ブクログ
中盤の三章あたりまでは、次の展開が非常に気になり、のめり込むようにページをめくっていたが、終盤の展開がドタバタになり、駆け足でまとめ始めたように受け取れた。
特に中川の扱いが終盤、雑になったように捉えられたのも少し残念ではあった。
Posted by ブクログ
大好きな作家です。第1章の出だしは「元気の出ることを考えたかった」、このご時世にまさに思わずにいられないことだから読みはじめました。
だけどこれはなんだかなぁ。そもそも会社勤めをしている人が、発信者不明の「ニワトリは一度だけ飛べる」なんて件名のメールを開けますか。セキュリティ研修中にありそうな偽メール。いやいや、こんな件名の偽メールはあり得んか。しかも開けるだけじゃなくて「あなたは誰ですか」って返信するんだもの。全然アカンやん。
煮え切らない主人公、自信過剰な同僚、物言いがいちいち喧嘩腰な後輩、一日中文庫本を読むだけの上司。そしてニワトリさんも含めて、誰ひとりとして感情移入できる人がいなくて、ちょっとツライ。それでも、左遷部署に異動になった主人公たちが立ち上がる最後の最後だけはまぁまぁ良いか。好きな作家だけに辛口になってしまい、ごめんなさい。
いつだって、勇気は体の中にある。それは忘れずにいたいです。