あらすじ
無人島の清掃作業という奇妙なアルバイトに採用されたのは、僕と売れないお笑い芸人。その島は人間の上陸が禁止されているため、二人は「猿」と「山犬」と名付けられた。そして上陸すると、そこには生き神様として扱われる一人の少女がいた……。
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Posted by ブクログ
タイトルに惹かれて。
なんだか評価が低めだったので心配だったけど、私は結構好みだった。
無人島の清掃アルバイトを応募して採用された芸人と無職の男性2人。その無人島で神様として祀られている女の子と、その子に仕える幽鬼と名乗る女性と出会うというような話。
「誰かの想いが自分のなかで生きて後々の自分に影響を及ぼす」というようなことが書かれていて、共感できたし、読書も同じだなと思った。
誰かの書いた言葉が誰かの心に生きて後の誰かに影響を及ぼす。それは気づきだったり、救いだったりする。
そういうことに想いを馳せることができたから、この本を読んでよかったと私は感じた。
Posted by ブクログ
無人島の清掃作業に採用され、人間は上陸出来ない為「猿」と「山犬」になった僕と売れないお笑い芸人が、生き神様と祀られる少女と御側様の女性と関わりながら過ごす。滑らかで落ち着いた筆致の特別でない非日常で、猿の恋人の死も説明的でなく自然とわかっていくようで、引き込まれた。すり抜けるように終わってしまった。
Posted by ブクログ
☆2.5。無人島。宗教。
はじめての作家さん。よく見かける『屋上ミサイル』の人。
良い話のようで、意味のない話のような、深い内容のようで、中身のない話のような。よく分からない物語。
幸せは自分で決めろ、みたいなこと?
とにかく、夕星と幽鬼の二人が幸せなら、それでハッピーエンドか。
猿と山犬との出会いが、夕星にとって良い出会いだったとは思う。