あらすじ
神経質で毒舌な秀二と、明るくて社交的なあやめ。紅茶専門の喫茶店『Tea Room 渚』を営む“夫婦”は、実は4つのルールで結ばれた赤の他人同士だ。偽りの関係を通して次第に秀二への恋心が高まるあやめだけど、気になるのは《どちらか一方の申し出で、いつでも関係を解消できる》というルールの存在で……。
家族に秘密を抱える常連さん、嘘つきな女性客、そして因縁のあの人。様々なお客さんと出会い“夫婦”は何を決意するのか――優しい紅茶恋物語、恋の香り深まる第二弾。
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Posted by ブクログ
前巻に引き続き、胸が高鳴る素敵な作品でした!
今作は秀二さんの嫉妬心や独占欲が垣間見えるシーンが多くて、言葉で語らずともそれが伝わってきてドキドキしました。
エピローグで思いが通じあって、正直「やっとかい!」と心の中で突っ込んじゃいました(笑) ふたりのラブラブを見たかったのに、そこは残念です…が、妄想を膨らませることにします。
Posted by ブクログ
前巻より距離が縮まったふたり。お互いを必要としていることや思いやる気持ちが伝わってきてほっこりしました。秀二の毒舌は相変わらずですがw
ラストにちゃんとふたりの気持ちが通じてよかった✨
次巻はもうないのかな?ふたりが本当の夫婦になる姿が見てみたいなぁ( *´꒳`*)♡
Posted by ブクログ
相変わらず明るくポジティブで働き者なあやめと、たまに口が悪いけど根っこは優しい大人な秀二。
2人がゆっくり絆を深めていく様子に、ほっこりしました。
インドアで1人ならあまり外を出歩かなさそうな秀二が、あやめの誕生日に登山に付き合うエピソードがあり、2人でいることで世界が広がっている感じがして良かったです。
そして1巻では深く語られなかった友達や、あやめが館山にたどり着くきっかけになった元カレも登場。
1巻で気になっていた部分が全て繋がって、ハッピーエンドへと向かいます。
主人公なのであやめの心情は読者も知っていますが、秀二視点は無い上に本人が理性的な人なので、ラストにかけての展開は胸が熱くなりました。
自分勝手でいいという訳ではありませんが、ありのままの自分を受け止めて尊重してくれる人が居るというのは、とても素敵で尊いことだなと思いました。
この2人はこれからも穏やかに暮らしを続けていくんだろうな、と幸せな未来を想像できる終わり方でした。
Posted by ブクログ
最近忙しくて、久々に読書。
しかしながらさらっと読めるやつと思いこちらにしました。
…え、もうシリーズおわり??
もうちょっと見たかったですよー2人のあれこれ。
と思いましたが、癒し系で良いシリーズでした。
他の著作も読んでみたいかも。
Posted by ブクログ
ヒロインの元カレがクソ野郎過ぎて胸糞悪くなったけど、「どうでもいい」って言われるシーンを読んですっとした。クソ野郎滅せよ。
っつか、こんなクソ野郎が美容院を立ち上げって、絶対パワハラとセクハラでとモラハラで従業員が居つかなくて近所の人にひそひそされる案件でしょ。どう考えてもそうなる未来しか見えない。
お友だちの彼氏も転勤について来る前提で話を進めようとして、転勤について来ないと別れる選択肢になる辺り、モラの気配ありなんだけどなー。と、本筋に関係ないことが気になっていたり。
肝心の本編の方は、じりじりと近づいて行く二人の関係ににやにやしました。
Posted by ブクログ
後書きにあった「ダメンズ製造器」の件に妙な説得力を感じて、最後の最後で笑ってしまいました。
確かに、今回本格的に乗り込んできた某彼は、ダメンズ代表格でした。
あやめが秀二との暮らしを続けるためには、どうしても乗り越えなければならない過去であり壁でありましたが、直接対峙し、秀二の口添えもあって(この口添えがまた恋するあやめには堪らない後押しになった筈)乗り越えることができて本当によかったです。
未練がないことを示すのに口にした「どうでもいい」発言は、まさに一撃必殺だったのでは。
好きの反対は嫌いではなく、無関心と言いますし。
秀二の目の前で言い切ったのも、過去ではなく秀二との未来を選んだというのを彼本人に示す意味でもよかったと思います。
思わずラストの話から語ってしまいましたが、今回は常連さんの不調の謎解きから、新キャラに偽夫婦揃って弄ばれたりと、他にも読みどころ盛りだくさん。
特に新キャラの彼女は、前半であやめの嫉妬心を煽り、後半で秀二にヤキモチを妬かせるという(お人好しを発揮して休日出かけていたあやめが男性と会っていたと誤解させることに図らずも成功)トラブルメーカーかつキーパーソンという。
あの夫婦を無意識ながら手玉に取った彼女、恐るべし。
紅茶の話らしく、紅茶で伏線を張り、最後にその伏線を紅茶で回収というのも素晴らしかったです。
偽物夫婦はどうなるんだろうと続きが非常に気になっていた作品だったので、続きが読めて本当に感無量でした。
嫉妬する秀二に、緊急事態にかこつけてハグに至近距離での囁きまでかます彼まで見られて、何これご褒美かという展開(恋愛ものでありがちだけど、だからこそ読みたい閉じ込めイベントでのこと)に胸いっぱい。
最高の続編でありました。
やっと契約も一部改定になったようですし、是非ともゴールインまで読みたいなあ。
更なる続編、お待ちしてます。