【感想・ネタバレ】近現代日本史との対話【戦中・戦後―現在編】のレビュー

あらすじ

国家の営みに従って書かれた通史ではなく、本書は人びとの経験や人間関係をつくり出す動きに着目、それを「システム」と呼び、その推移を追うことで近現代日本の歩みを叙述する。“幕末・維新―戦前編”に続き、本書は一九三七年の日中戦争にはじまり、第二次世界大戦、敗戦とその後の占領期、そして高度経済成長期を経て、現在に至るまでの道筋を描く。「システム」を通して、近現代日本史を概観すると、“いま”が歴史上の転換期であることが見えてくる。現在をより深く知るための必読書! 高校の新必修科目「歴史総合」対応。 【目次】第三部 恐慌と戦争/第二章 日中戦争と米英との開戦(一九三七―一九四五年)/第三章 敗戦と占領(一九四五―一九五一年)/第四部 現代日本の形成と展開/第一章 サンフランシスコ体制――日米安保と五五年体制(一九五一―一九六〇年)/第二章 経済大国と「六八年」の運動(一九六〇―一九八〇年)/第三章 一九八〇年代の日本(一九八〇―一九九五年)/第五部 <いま>の光景(一九九五年―)/おわりに/あとがき/参考文献/略年表/索引

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Posted by ブクログ

<目次>
第3部 恐慌と戦争
 第2章  日中戦争と米英との開戦
 第3章  敗戦と占領
第4部 現代社会の形成と展開
 第1章  サンフランシスコ体制
 第2章  経済大国と「六八年」の運動
 第3章  1980年代の日本
第5部 <いま>の光景
おわりに

<内容>
一人で近現代史をまとめた本の後編。通史として、通常と違う切れ目(サンフランシスコ講和条約まで戦争中、とか)に示唆を受けた。思想的な部分とか、庶民の考えや行動まで目配りをしているので、いろいろと勉強になった。 

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2019年07月01日

Posted by ブクログ

777冊目
戦争から現在(東日本大震災)まで。

戦争によって、今の日本とアジアとの関係が定まったという印象があります。戦時中は戦争のために国民を総動員して、戦後は経済に国民を総動員して経済大国にかけ上がる。また、自由主義連合の一員としてアメリカとの関係構築。特に沖縄の基地問題への対象など、戦後を詳細に見ることで知るきっかけになりました。

ふたつの大震災は、世代的にも特に生々しく思うところがありました。ifはないですが、原発事故がなかったら、今より生きやすい世の中だったような気もします。

多くの先人たちの努力、良い悪いも含めて見ると、日本の歴史も1日にしてならずですね。

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2019年03月29日

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