あらすじ
「苦しめることば」を「信じることば」へ変えるだけで、親はラクになり、子どもは幸せに自立する。4児の父であり、医師・臨床心理士の著者が5000件の親とのカウンセリングを通じてたどり着いた最高の子育て。心理学に基づいた35の「言葉がけ」。
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Posted by ブクログ
とても素敵な本でした。
子供が成長したら、また読み直したいです。
特に印象に残ったのは
・家をリラックスできる場所にする、小言を言わない、保育園などの問題をいっさい伝えない(家と外は別のものと考える)
▶︎根拠のない自信を育むことで、色んなことがあっても楽しく過ごせるようになる
・褒める、お約束も子供をコントロールしているかも。よくしてしまうので、伝え方に気をつけようと思った
・親にハッキリ意見を言えるのは良いこと
▶︎これからお友達や学校、職場などで自分の意見を言う時の良い練習になる。嫌なことをされた時にNOと言える。伝え方や言い方は親が教えてあげる。親は反論したり、感情的にならないのがポイント。
Posted by ブクログ
子供を信じれば、子どもは幸せに育っていくってことかな。つい言ってしまう子どもを否定する言葉。良かれと思って、というのを、さらに考えて、子どもにとって良いとはどんな状態?そのために何を伝えるべき?どうすれば伝わる?そんなことを考えてみたい。子どもが悪いことをしたときに、「あなたは私の宝物」って言える親でいたい。
Posted by ブクログ
小1の壁にぶつかり、時間のない中で子どもに最良の選択を与えたくて、
「~すべき」「~でないと」とカリカリしていた私に、
子育ては楽しいもの、という原点を意識させてくれた1冊。
★家はとにかくリラックスする場所、小言を言わない
★「私の居場所」という感覚を子どもがしっかり身につけること
★「そのままのあなたでいい」
年齢別のよくあるシーンで
「×言いがちな言葉」「○信じる言葉」をそれぞれ解説してくれている。
ただ、私が何より心に響いたのは、「はじめに」の部分
★子育てを成功させなければ…と子どもに向き合うのはしんどい
どんな大人になるかという結果だけがすべてのような、
苦しみに耐えるような毎日を過ごす親が多い
★「この子が次の段階に成長するのはいつかな?」と楽しみに待つような向き合い方
★根拠のない楽観性が人生のピンチで子どもを支える宝物
<0~3歳子どもが世界と出会う時期>
★子どもが未熟で失敗したことは、叱っても自尊心を傷つけるだけ。
「大丈夫だよ」と何事もないかのように受け止める
★駄々をこねるのは、世界が自分の思い通りにいかないつらさ
そんな現実を学んでいることを慈しむ。そんな時期は一瞬。
<3~5歳その子らしさが出てくる時期>
★好き嫌いもその子の個性
★「ほめる」「お約束」は命令になっていることも。上から目線にならないように。
★ゆびしゃぶりやチックなど、目に見える問題をすぐに取り去る必要のあるやっかいなものと思わない
その問題は子どもがあみだした対処法かも。何か意味があるかもしれない。
<6~8歳学校生活が始まる時期>
★学校の行きしぶりは、まずは家でしっかりリラックス。指示や命令の言葉を使わない
★子どもが自分で試みて失敗して、そして自分で立ち直っていく体験を奪わない
★根拠のない自信、楽観性の心の根っこを育てるためには、そのままの子供を受け入れる
★子どもが意見したときは、まず意見できたことを認める
<9~12歳思春期が始まる時期>
★行動を指示せず子どもがリラックスすることを目指す
(テレビやゲームや宿題や生活習慣などなど…)
負の感情は冷静に伝える見本をしめす
★子どもに腹が立つときは「あなたの味方であなたは宝物!」と怒りながら言う
<13歳以上親子の別れが始まる時期>
★「そのままで大丈夫」「そのままのあなたが好き」が大切
自分らしくや自由に、幸せに、という願いも、それは親からの押し付け
★去られるためにそこにいる=子どもの選択を見守り安全な場所を保障する態度
★目の前の問題がどうにかなればなんとかなると無理に先に進めようとしない
子どもが自分から動き始めるのを待つこと
Posted by ブクログ
なかなか思うように動かない、聞いてくれない男子を育てていて読んだ時。
涙が出た。
子供は近いうち、嫌でも他に関心が出てくる。
子供は不注意をしてしまうので食べこぼしをしても仕方ない。
おねしょや食べこぼしを拭く労力は、その子の傷ついた自尊心を回復する労力より遥かに小さい。
上手に食べられたら美味しかった?と聞いてあげたい。
子どもをいかに安心させられるか、子供といかに楽しい時間を過ごせたか、その貯金が子供の成長の糧になる。
しんどいことがあってもまぁなんとかなるよなという根拠のない楽観性になって、その子の重要な性質になる
Posted by ブクログ
子供を叱るのではなく、親自身が怒って怒りに任せて行ってしまうNGワードと、子供を信じている姿勢を伝えるための言葉が整理されていて、なるほどなと頷ける内容が多数。やはり、何千人の面接、子育て実践、子供たちとのレク歴はだてではない!
無理矢理野菜を食べさせたり、こぼさず食べさせたり、おねしょをさせなかったりすることによる心理的な負担は、子供にとってとても大きく、あとあと残ってしまうもの。
親が片付けたり、怒りを抑えれば済むものなら、我慢、我慢。。信じてあげれば、何れ子供は育つし、小言を言ったり言われたりして親子ともどもストレスを抱えなくて済む!