【感想・ネタバレ】Pythonで動かして学ぶ 自然言語処理入門のレビュー

あらすじ

本書は、Pythonでプログラミングをした経験のある読者が、
各種オープンソースソフトウェア(OSS)やライブラリを利用して、
自然言語処理を行うWebアプリケーションを作って動かし、自然言語処理を体験するための書籍です。
またその中で、自然言語処理に関連するさまざまな概念や手法、
簡単な理論についても学ぶことができ、本格的な学習の
前段階としても最適です。
本書の構成としては大きく2つの部に分かれており、
それぞれ以下のような内容を解説しています。
第1部:データの準備
●テキストデータの収集
●データベースへの格納
●検索エンジンへの登録
第2部:データの解析
●文法構造を調べる
●意味づけ
●知識データとの連係
全13章を順に追いながらWebアプリケーションを作っていくことで、
自然言語処理に関連するさまざまなテーマを学ぶことができます。
※本電子書籍は同名出版物を底本として作成しました。記載内容は印刷出版当時のものです。
※印刷出版再現のため電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。
※印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。予めご了承ください。
※プレビューにてお手持ちの電子端末での表示状態をご確認の上、商品をお買い求めください。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

とにかく自然言語処理を実際に動かしてみよう、
というテーマで、それらに必須なツールの使い方、
サンプルプログラムの解説が書かれています。
(サンプルプログラムはダウンロード可)

自然言語処理初学者を対象として書かれていますが、
プログラム学習初心者、特にpythonを趣味で学ばれていて、
入門書のサンプルプログラムでは飽き足りないという方に、
実際の現場ではこんなことをするためにプログラミング言語が
使われているんだよ、ということを示した本にもなっていると
思います。
Linux環境ですが、Windowsで仮想環境を作るので、
Linuxのコマンドタイプに慣れていなくても、コマンドの
解説がついているので安心できると思います。

著者に関しては、日立製作所の研究部門の方々です。
自然言語処理の分野では名前を知らない人はいないほど。
彼らが「自然言語処理に関して、今ある教科書は読みにくい、
もっとわかりやすい教科書を作ろう」と思い、
執筆されたそうです。
そんな思いもあり、自然言語処理の理論に関しては
ほとんど書かれていません。
それらについては紹介された参考文献を
別途勉強されると良いでしょう。

とにかく目に見えるものを動かしたい、という
プログラミング初学者にお勧めです。

0
2019年02月17日

「IT・コンピュータ」ランキング