【感想・ネタバレ】人生は理不尽のレビュー

あらすじ

会社のためにがんばったのに、なぜ報われないのか? なぜ自分や家族がこんな目に遭わねばならないのか? 苦悩の中で、私は物事を楽観的に見るコツを身につけました。それが「期待するのをやめる」ことです。孤独や不安を小さくするには、過剰な期待を持たないに限るのです――(「はじめに」より)
<内容抜粋>
・あなたは自分が思うよりも幸せになれる
・人間関係は情や愛で考えない
・義理は積極的に欠いていい
・私は「尊厳死」を選ぶことにした
・『7つの習慣』から学んだ「自己愛」の大切さ
・「ドケチ」は最高の褒め言葉
・「少しだけ病気」くらいでちょうどいい
・モノを捨てられない人は教養のない人 等…

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著者の佐々木常夫氏は、家族の病気を抱えながら限られた時間の中で仕事をして、東レという大企業の取締役までなった方です。様々な苦難を乗り越えてきた著者の経験談からの文章は説得力があります。内容的には老後の話が6割以上で、「常識」よりも「現実」を取る、というものです。参考になったのは「孤独とひとりは別もので、きちんとひとりを楽しむことが出来れば豊かに過ごせる」という記述です。一見冷たく感じられる「家族は情や愛で考えてはいけない」という考えも、思いやりから出てきたものだということがよくわかるように書かれていました。ゆったりとした気分で読める1冊です。

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ネタバレはありません。

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