あらすじ
AmazonやAppleなど世界的に急成長を遂げている企業の多くが明確なビジョンを掲げている。ビジョンをお題目にせずに、本物のビジョンをもつ企業だけが、成長を続けられるのだ。どんなビジョンが成功に導くのか、どうすれば真のビジョンを作れるのかなどを豊富な事例を挙げながら解説。
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Posted by ブクログ
サークル運営のために読んだ
今までどのサイトを読んでもよくわからなかったMVV
この本はとても明確に、わかりやすく、筋の通ったMVVを事例と共に説明しています
組織だけでなく個人のMVVをたてるにも参考になります
Posted by ブクログ
ビジョンについて学ぶべく読書。
なんとなく経営ビジョンの害悪は強く共感。
ビジョンの有用性、素晴らしさを多くの事例を通して伝えてくれている。まだ途中だが複合事業体、レガシー企業におけるビジョンはどう捉えるべきか。
メモ
・未来は個別の事象においては予測不可能だが、大きな潮流に関しては予測可能。
・優れたスタートアップの三つの特徴
世の中を革新するベストオブベストを提供しようとする意志とエネルギーがあること
オープンであること
個性を認め面白がる風土
・内向きな言葉になりすぎると外に向かう力が失われすぎる。公共的な視点。社会におけるどんな存在となるのか。
・自分が作りたい社会のあり方を描き、ビジョンに共感する人を増やす。
・テクノロジーの未来4キーワード
知性の外部化
感覚と能力の拡張
分散化
所有から共有へ
・よきビジョンは映画のワンシーンのようにイメージをありありと喚起するもの。
・優れたビジョンは人や組織に固有でありつつ、私の夢でもあると思わせる力を持つ
・ビジョンの性質
自らが心から達成したいと願う未来像
公共の夢として人々を巻き込む力がある
未来の洞察と自らの信念の上につくられている
・ビジョンの機能
共有された目標となる
日々のモチベーションの源泉となる
行動と判断の基準になる
・ビジョンづくりのステップ
探索ステップ
創業の歴史を振り返る
経営幹部インタビュー
スタッフインタビュー&アンケート
顧客及び社外関係者へのインタビュー
環境分析
創出ステップ
最初の問いを確認する なぜ事業をしてるか
マッピング 要素分解整理 グルーピング
バリューグラフ なぜそれをしたいのか
言語化 ビジョンのキーワードをピックアップ
・ビジョン=創業の歴史思い×資質資産課題×時代の潮流
・リーダーシップがビジョンを定着化させる。
定着のポイントは自分ごと化。
共有、実践、顕在化のステップで進む。
Posted by ブクログ
◯こんな方にお勧め
・これから事業を立ち上げようとする方
・会社経営に中枢にいる方
・ある程度の規模のある部署を率いている方
◯理由
・日本の企業に欠けがちな明確な『ビジョン』の大切さを認識できる
・『ビジョン』がなぜ今の時代に大事なのかを学べる
・良い(又は悪い)『ビジョン』の例と作り方を学べる
◯優れたスタートアップの特徴
①世の中を革新するベストオブベストを提供する意思とエネルギー
②オープンであること
③個性を認め面白がる風土
◯ポイント
・優れたビジョンを持つ組織:GAFA・パタゴニア・UNIQLO・無印・福岡市
・ビジョンを失うと同時に衰退が始まる
・公共的な意識をもった企業が21世期半ばから主流になる
・現状維持とは「停滞」「後退」「先延ばしした失敗」
・優れたビジョンは、人や組織に固定されたものでありながら、「私の夢でもある」と思わせる力をもっている
・ビジョンのためのチーム作りは7名以下がベスト。人がチームを率いて能力を最大発揮できるのは7名まで
・定着のポイントは社員一人一人がビジョンを自分ごととしてとらえること
・日本人はビジョンではなく、リアクションで対応する
・共通の目標としての具体的な未来が描かれていなければ、その企業は『ビジョン』がないといえる。
◯理念系の言葉
ビジョン:未来像(最高の公共的未来)
ミッション:使命(達成すべき取組)
コンセプト:実行原理(新しい実行取組)
バリュー:価値基準(優先すべき価値基準)
アイデンティティ:自己規定(あるべき自己像)
◯多様性(ダイバーシティとは)
意外性を尊び、偶然を歓迎し、例外に注目する態度
◯日本人の特技
本物が外にあり、そことの差が圧倒的であり、追いつかないと自分がダメになると思った時に日本人の能力は最大化される
Posted by ブクログ
「誰かがなんとかしてくれる」と思っていたら一種の病
ビジョンとは、何かを選び取るという選択であり、それは得たビジョン以外のものを捨てるという怖い行為でもある
ビジョンは、企業が、すべての組織が、この世のすべてが存在する理由に他ならない
「投企」
自己の存在の可能性を未来に向かって投げ企てること
主体的に世界を想像したいという情熱にあふれたビジョン
黒船来航から明治期にかけての数10年、そして第二次世界大戦が終わってからの高度経済成長期までは大きなビジョンで動いていた
新政府が掲げたビジョンは「富国強兵」
戦後の日本は「とにかく経済復興」
裏側のテーマとして「主権国家への復帰」
ただし、どちらも「外圧」を起点としている
ビジョンではなくリアクションで対応する日本人
未来像を描かずに突き進むことは
リアクション経営であり、リアクション人生であり、リアクション国家である
優れたスタートアップには3つの特徴がある
①世の中を確信するベストオブベストを提供しようとする意志とエネルギー
②オープンであるということ
③個性を認め、面白がる風土
道徳律としての理念が高々と掲げられ、共通の目標としての具体的な未来が語られていないのであればその企業にはビジョンがないとみなせる
■テクノロジーの向かう先
①知性の外部化
②感覚と能力の拡張
③分散化
④所有から共有へ
↓
まとめると「集合知」
■Visionとは
端的に言えば、視ること
視ることができないものはビジョンではない
1枚の絵でなくてはならない
キング牧師
I have a dream
ビジョンは、何よりもまず「自分が心から達成したいとい願う未来」でなければならない
優れたビジョンは、ヒトや会社の固有のものでありながら、多くの人に「私の夢でもある」と思わせる力がある
現状がどのような状態であろうと、あるべき姿を構想していく「洞察」と自らの「信念」を前提に組み立てられる
■ビジョンの機能
①共有された目標となる
②日々のモチベーションの源泉となる
③行動と判断の基準となる
ビジョンとは、自らが生み出しえる最高の公共的未来像
■ミッション
ラテン語 送ること
「やむにやまれぬ熱情があって、それを使命と捉えて行動するイメージ」
ミッションとは
自らに課した達成すべき取り組み
■コンセプト
取り組みのための新しい実行原理
■バリュー
取り組みにおいて優先すべき価値基準
■アイデンティティ
自らの資質に基づくあるべき自己像
■ビジョン作り
探索ステップ
創出ステップ
└マッピング
└バリューグラフ
└言語化
定着ステップ
もっとも大切な問い
「なぜ私たちは、この事業をやっているのか?」
ゴール
「私たちは○○である」
「私たちは○○を目指している」
創業の歴史・想い
×
資質・資産・課題
×
時代の潮流
||
ビジョン
これは、過去・現在・未来の掛け合わせ
Posted by ブクログ
ビジョン、ミッション、コンセプト、バリュー、アイデンティティ
この5つが揃って、組織としてワークする
とてもわかりやすく纏められてる本です。
ビジョン:自分の夢、公共の夢
ミッション:ビジョンを達成するための取り組み
コンセプト:ミッションをクリアするための、判断基準
バリュー:行動する際の心構え
アイデンティティ:自分のあるべき姿
自分が働いてる会社は上記がしっかり設定されてるか?また、全社員に浸透しているか?など、自分事と捉えて見ると楽しく読めると思います
Posted by ブクログ
非常に面白かった。私が勤めている会社のビジョンはなんだろうか?とふと思い読んだ。ビジョンが具体的であり、それに沿った仕事をしている会社は選択の方針も明確であり、強い。
それは事実だと思うし、私もこの会社がどこへ向かって仕事をしているのか?それを具体的に描けているか?を改めて意識するようになった。
また、これは会社でなく一個人にも言えることだと思う。自身は何を目指して仕事をしているのだろうか?改めて自身に問う良いきっかけとなった。
Posted by ブクログ
Visionとは何か、Visionのある企業は伸びるのか、どのようにしてVisionを構築するのか、具体的に示している。読むと日本の企業のVisionのなさに焦燥している様子が伺える。Visionをどのように作って行くか悩んでいる人はもちろん、企業の成長戦略、 競合企業との差別化に悩んでいる人にもオススメ。
Posted by ブクログ
最近のマンガに未来の姿を描くものが少なくなったという話を聞いたが、まさに日本にビジョンがなくなったということを反映しているのだと思う。
現状で不満のない状態になっているということの裏返しなのかもしれないが…。
Posted by ブクログ
・ビジョン:自らが生み出しえる最高の公共的未来像。多くの人に共有・共感される、未来への洞察を新年まで高めた末に生まれた、自らが心から達成したいと願う、あるべき未来像
・ビジョンの機能
1)共有された目標となる
2)日々のモチベーションの源泉となる
3)行動と判断の基準になる
・コンセプト:取り組みのための新しい実行原理
・バリュー:取り組みにおいて優先すべき価値基準
Posted by ブクログ
前半部はビジョンの紹介。なぜ優れたビジョンを、持つ企業が、優れた企業になるのかの理由付けは弱いと感じる。
後半のワークの部分はとても分かりやすかった。
自分でもやってみたが、自身の方向性を決める時には、役に立った。ありがたい
Posted by ブクログ
「なぜ私たちはこの事業を行なっているのか」
ベンチャーキャピタリストの方がオススメしていた本。今の自分に必要だと感じ購入。
会社に必要なのは、「公共の視点」
ベンチャーのリーダーが持たなければいけないのは、「熱」「志」「チャレンジ精神」
21世紀の企業に必要なのは「高い倫理性と利益を還元する仕組みを持った企業」
未来のキーワードは「集合知」
ビジョンとは
「1.ビジョンとは自らが心から達成したいと願う未来である
2.公共の夢として人々を巻き込む力がある
3.未来への洞察と自らの信念の上につくられている」
ミッションとは
「自らに課した達成すべき取り組み」
コンセプトとは
「取り組みのための新しい実行原理」
バリューとは
「取り組みにおいて優先すべき価値基準」
アイデンティティとは
「自らの資質に基づくあるべき自己像」
ビジョンを考える時に必要な問い
「なぜ私たちはこの事業を行なっているのか」
この本を読み、ビジョンという非常に言葉にしにくいものに対する理解が深まった。
特に「なぜ私たちはこの事業を行なっているのか」というのは、事業だけでなくても、全ての人生の活動においても問う価値のあるものだと感じた。
これを問うことで、自分の本当に目指したいものや向かうべき方向性がクリアになる様に思えた。
読んだことを参考にし、ビジョンをより深めていく。
Posted by ブクログ
ビジョンとは何か、ビジョンを作るにはを書いた本として示唆に富み、また実践に役立つことは間違いない。
ただ、Part1「ビジョンとは何か」の内容が「何か」について論じる部分が少なく、これからの時代に何故ビジョンが必要なのか(本当の意味での情報化社会が到来するからこそ)がメインで冗長な印象。
このパートに関する論旨は卓見だが、本書にとっては枝であり、大きすぎるし立派すぎる。
内容としては星4だが、下記の理由でマイナス1。
校閲の問題だが、誤字や重複表現、プロであれば見逃してはならない表現の違和感が散見される。
筆者ではなく出版サイドの責任。この点はひどいと思った。