あらすじ
『純粋理性批判』において認識原理の批判を行なったカントは「第二批判」とよばれている本書において道徳原理の批判を主題とする。義務のための義務を説いた崇高な道徳観が厳密な論理によって展開されているばかりでなく、その行論の間にこの哲人の深い人間洞察をうかがうことができる。倫理学史上の不朽の古典。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
中島敦を見習え to 翻訳者 Part 2
翻訳が見事に天に唾している名著。
日本語の遣い方が不可解過ぎる。
さて、これについて当のカントは何と言っているか。
「新語を造るのは、新しい真実を含む思想によるのでない限り、旧い衣裳に新しい布切れを縫いつけて、自分を人なかで目立たせようとする児戯に等しい努力にすぎない。」
ははは。
「批判書」の実際の内容は凄く簡単。
「純粋~~」 "What can we KNOW?" =わからんことはわからん。
「実践~~」 "What can we DO?" =我慢しろ、最悪の場合は神様が来るの待て。
「判断力~~」 ”What is GOOD?" =良いものは良いんだ。