あらすじ
この十年でウイスキーを取り巻く環境は激変した。ジョッキで飲むハイボール、女性が独り酒するシングルモルト、外国人観光客で賑わう蒸留所、一瓶3000万円で落札される国産ウイスキー。本書では、いわばウイスキーの職人・サントリーの名誉チーフブレンダーである著者が、ウイスキーの魅力、特性、楽しみ方から、日本における歴史、ものづくりの現場の楽屋話まで、世界五大ウイスキーの一角を誇るようになったジャパニーズウイスキーの奥深さを余すところなく語る。ウイスキーを“より身近に”“極める”ための必読書!
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Posted by ブクログ
最近ウイスキーにハマり、ほんのちょっとの量を水割りで飲んでいるのだが、妻からはよく毎日お酒は体の毒と指摘され、確かにそうだよなぁ…と思っていた頃がありました。ただ、ウイスキーは健康にも良いと書いてあり、勇気づけられました。
ちなみに、水割りでウイスキーを飲むきっかけは、NHKの朝ドラ「まっさん」のモデルになった竹鶴政孝さんの「ウイスキーと私」で、竹鶴政孝さんが水割りをオススメしていたからです。プロが言うのだから、という理由だけでマネしたミーハーです。
ウイスキーは複数の原酒をブレンドして製品にすることが多々です。ブレンドする原酒は優等生と呼ばれるものを集めてブレンドすることから始めるのですが、満足いかないことも多い。そこに異端児評価の原酒を1%、時には0.1%加えるだけで一体感が格段に増すことがある。
もちろん異端児を狙って作っているわけではなく偶然の産物。なのに、なぜか異端児は途切れない。しかも、その異端児が一滴で全体を変えてしまう貴重な原酒にもなる。これもまたウイスキーの神秘かもしれません。
その後に、「人材活用もこのようにありたいものです」とあり、上手い表現だなぁと舌を巻きました。
ちなみに、ソムリエのワインに関するトークは魅力的な表現に終始しているとのこと。他方、ウイスキーは酒の欠点に注目することも多く、そのため酒を評価する言葉も欠点を表現するものが多いとのこと。
これもブレンドするウイスキーならではなのかもしれませんね。
健康にも良い所以は以下参照。
ウイスキーは樽で熟成させるため、ポリフェノールが多く(赤ワインと白ワインの中間ほど)、ポリフェノールの抗酸化作用によって体内の活性酸素を除去し、老化や生活習慣病の危険性の低減。また、過剰な神経活動を鎮めて神経細胞のオーバーヒートを予防する抑制物質の1つであるGABA(よくチョコに入っていると言われている)の受容体の感度を高め、ストレスを和らげる作用がある。