あらすじ
・教科書「書き換え」誤報(1982)、サンゴ捏造記事(1989)、吉田清治証言(1982~92)、慰安婦と挺身隊混同(1991)、首相訪韓直前「軍関与資料」報道(1992)、吉田調書(2014)、英語版記事の印象操作・検索回避問題(2018)......一貫して日本を貶め続けてきた
・朝日新聞との7回の直接対話で見えてきた“真の闇”とは?
・なぜ誤解を生む表現にこだわり、最重要の訂正記事2本だけを英語圏の読者に読ませないようにしたのか?
「本書所収の朝日新聞の回答は、同社の本質を研究する上での第一級資料です。日本という国と日本人を貶(おとし)めるためなら、手段を選ばず、不都合な問題を隠し通す。これまで幾度も同じパターンの報道不祥事を起こしてきた故意犯・確信犯の体質が、彼ら自身のことばで余すところなく語られています」(「はじめに」より
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Posted by ブクログ
米国人弁護士ケント・ギルバートと民間人ながら豪州での慰安婦像設置を阻止した山岡鉄舟が、いわゆる慰安婦報道とその誤報訂正について朝日新聞と行った口頭、書面でのやり取りを通して同新聞の現状と本質に迫る。
一言で言えば、自らの思想を大衆に啓蒙することを社是とする(「勧善懲悪ノ趣旨ヲ以ッテ専ラ俗人婦女子ヲ教化二導ク」)同新聞は「日本と日本人を貶める」ことに特化しており、公明正大たる報道機関の体をなしていない。
訂正記事の英語版を外部から実質的に検索不能としていることや、それについての著者らの質問に対する木で鼻を括るかのような回答は、図らずもそのことを自ら告白しているに等しい。
同新聞の読者(信者)が高齢者に偏っており、その凋落はもはや避けようがない。
一方で、慰安婦にかかる自らの談話が特に海外に居住する日本人、ひいては国民全体に不要な負担をかけていることに全く無自覚な河野洋平やそれに連なる勢力も、国政を預けるには甚だしく不適格と断ぜざるを得ないだろう。