あらすじ
美智子様もお気に入りの傑作ユーモア・ミステリー!
いまも世界中で愛される「ジーヴズ」の傑作選第2弾。
時は20世紀初頭。
ロンドンのマンションの一室に、執事ジーヴズは今朝も流れるように紅茶を携えやってくる。
村の牧師の長説教レースから実らぬ恋の相談まで、ご主人バーティの難題をややいじわるな脳細胞が華麗に解決(?)。
バーティたちが通うドローンズ倶楽部の愉快な面々も少し顔をのぞかせる、ユーモア小説傑作選第2弾。
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Posted by ブクログ
大好きな一冊。
旅行の時とかに持って行きたい。
イギリス的ブラックユーモアも面白く、電車の中でにやけてしまうので注意が必要です。
バーディを助けるジーヴズが意外と意地悪な方法だったり、バーディ的にはアウトかな!?な話も多かった。
ビンゴが結婚してビックリした。
Posted by ブクログ
頭の弱いお人好しのバーティーと、完全無欠な執事のジーヴズのコンビシリーズ、第二弾。
バーティーを取り巻くメンツは第一弾の「才智縦横の巻」で出てきた顔ぶれと同じで、バーティーの子ども時代からの友人のビンゴ・リトルは女性を見れば誰であってもとりあえず惚れるというのは相変わらず。バーティ―の従兄弟の双子、クロードとユースタスのダメ人間ぶりと鬱陶しさも相変わらず。
全ての登場人物が強烈な個性を発揮しつつ、基本的には彼らの行動の全てがバーティーにとって不幸と災いの種にしかならない、というのがこの作品の面白いところ。優柔不断で頼みを断れず、されるがままに流されるバーティーをすんでのところで救い出し、問題を解決してしまうジーヴズの手腕がこの作品でも楽しめる。
しかし、イギリス人は賭け事が好きなんだなぁ、というのがこの作品からはつくづく見て取れる。登場人物のほぼ全員が、ギャンブルで散財するか苦境に陥るか、あるいはギャンブルに金をつぎ込むために誰に軍資金をせびろうか、ということしか考えてない気がする。前作でもギャンブルはストーリーの大きな構成要素の一つであり、問題解決役のジーヴズですら、小さな(でも確実に勝てると分かっている)賭けに手を出している。時代を問わず、イギリスの一つの文化のようなものなのだろう。
Posted by ブクログ
小さい頃読んでいた海外児童文学を読み返したくなりました
海外っぽいなあっていうユーモアととか皮肉とか馬鹿らしい事件とか、すきです
ジーヴスが意外と頑固ですぐ服装のことでバーディの冷えた関係になるのもにやにやしてしまいます