あらすじ
勝たなければビジネスじゃない――。
ソフトバンク孫正義氏、ユニクロ柳井正氏ら名だたる経営者たちに、
影響を与えた「日本マクドナルド」創業者・藤田田。
今から40年近く前、ハンバーガーなど食べなかった時代。
外食産業の黒船として殴り込みをかけ、
日本人の食習慣を変えた男の成功哲学とは?
・金に「きれい」「汚い」はない
・数字に強くなれ
・名刺より話題を出せ
・相手の宗教を知って交渉に当たれ
など。いまの時代に通ずる金言の数々!
経営者、サラリーマン、これから起業を志す人…
ビジネスで勝ちたいと願うすべての人におくる古典的名著である。
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Posted by ブクログ
日本人として勝てば官軍という考え方は否定的な方が多いと思います。
マクドナルドといえば藤田さんが連想されますが、その藤田さんの考える、勝てば官軍になりうる戦略が一覧で理解できました。
Posted by ブクログ
P37 金持ちの間で流行させることを考えよ
金はある手から洩れてくる。金の絶対数がないところでは、いくら知恵をしぼっても洩れてきはしないのである。
p41 女と口を狙え
商売には究極のところターゲットは2つしかない。「女」と「口」を狙う商売である。
男は働いて金を稼いでくる。女は男が稼いできた金を使って生活を成り立たせる。これは古今東西を問わず「真理」である。
「男」から金を巻き上げるのは「女」を相手にするより10倍以上もむずかしい。なぜならば、給料は銀行振込で、小遣いは妻からもらっているというサラリーマンが圧倒的に多いように、男は金を消費する権限を持っていないからである。
とはいえ、女を狙うには商品の選択からセールスまで、ある程度の才能が必要である。そこへいくと「口」に入れるモノを扱う商売は、さしたる商才を必要としない。
口に入ったものは必ず消化され、排出される。売られた商品がその日のうちに消費され、排出されていく。こんな商品はほかにはない。土曜日も日曜日も、1日の休みなく稼いでくれるのは銀行預金の利息と「口に入れる商品」だけだ。
p56 電卓があっても暗算には強くなれ
わたしのところには、しばしば「金が欲しい。金を儲ける方法を教えてくれ」という人が現れる。そういうとき、わたしは「いつまでにいくら欲しいのか」と質問する。ところが、たいていの人は、その質問に答えられない。儲けたいという気持ちはあっても、自分のおかれている状態や条件を分析していないからだ。
p101 人間は欲望をもった動物である
人間は、道具を使い、火を使い、言葉を持ち、考える力があるからといっても、決して犬や馬など比較にならないほど上等な動物ではない。略)〜自然にそなわった能力という点ではむしろ劣っているかもしれない動物である。しかも、欲望を持った動物である。そういう動物はどこをどのようにしてやれば便利だと感じるか、快適になるか、満足するか。ビジネスとは、そういうことを考えるところから始まる。
p107ビジネスのサーチライトは2つある
仕事が成功するかどうかの「サーチライト」は2つある。1つは、それが「西欧化」の方向に向かっているかどうかということだ。
もう1つのサーチライトは、それが「時間を節約する」方向に向かっているかどうかということだ。
p148 何のために広告に金を使うのか?
広告はあくまでも「金儲け」のためにある。
金儲けのための広告には2つの方法がある。1つは「イメージ」をつくる広告であり、もう1つは「モノ」を売る広告である。わたしは、その比率はイメージが4分でモノを売ることが6分だと思っている。だから、広告は、何人かの人がいれば、そのなかのもっとも幼稚な人にわかるようにしなければならないのだ。
p161 成功の秘訣は才能と努力、プラス運である
起業家としてわたしは、「人間、才能や努力だけでは成功できない、大事なのは運だ」といいつづけてきた。
ところが、クロック氏と20分ほど雑談をしていると、彼が突然、「藤田さん、ビジネスとはあなたのいうとおりのことだ。あなた、日本でハンバーガー・ビジネスをやらないか」といった。わたしは小考し、「アドバイスは受けるがオーダーは(命令)は受けない。それでよければやる」と答えた。そくざにクロック氏は、「OKだ。絶対に成功させてくれ」といった。それが、71年の銀座三越の1号店となったのだ。
※p243 わたしの予測では、遠からず日本人は、いまのマルチメディア熱からさめるだろうし、みながみなパソコンを使ってショッピングするというような時代は来ないだろう。
Posted by ブクログ
田さんの本を読むなら最初に読んでみてほしい本。ユダヤの商法とかぶってると言う人もいるが、全然別ものだと思う。この本で田さんの考え方に違和感を感じる人は他の書籍を読むとさらなる違和感を感じるだろうから、これ以上は田さんの本を読まないことをおすすめする。
Posted by ブクログ
読み終わった日:2009.05.30
1章:価格破壊は歴史の必然である
2章:デン・フジタの成功の法則
3章:ビジネス成功の法則
4章:規制緩和なき日本に明日はない
5章:ビジネス・チャンスは無限にある
それぞれの章のテーマにおいて、著者がビジネスをやっていく上で重要だと
考えるポイント、ポイントを書き綴っている感じ。
基本的に本人の「野生の勘」に基づいた法則。でもするどいし、時代がついてきていると思う。
実際この本が書かれたのも’96だけど、今読んで、納得できる事ばかり。
「野生の勘」に基づいている法則なので、ちょっと極端に感じることもあるけど、だからこそ力強い。
戦後の日本はこうゆう勘が強い人たちに引っ張られてここまで来たんだかな、と思った。
今後こうゆう人たちが現場から引退していくと日本はどうなるんだろう。
Posted by ブクログ
日本マクドナルド元社長 藤田田氏の
書籍です。
類似の本 「ユダヤの商法」「勝てば官軍」どちらも現在絶版にはなっておりますが、中古で買いました。プレミア価格がついていたのでかなり高いですが素晴らしい本です。
ユダヤ人 何千年の成功法則を藤田氏が分かりやすく解説してます。
中でも、僕が最も感銘を受けた言葉が、
「口と女を狙え」というもの。
つまり商売の基本はこの2点しかないのです。もちろん「口=食べ物」「女=女性」という意味です。うーん、深いです。
備考
「ユダヤの商法」は、あのYAHOOの孫正義氏
の起業のきっかけにもなった本です。
Posted by ブクログ
2024/06/07読破
一言 私が生まれた年に書かれた本で、推測は2024年現在ほとんど当たっている
感想 日本マクドナルドの創始者、藤田田さんの著の信念を貫いてビジネスをしているのが本書から読み取れました。ダイヤモンドやマクドナルドなど商売を行うためにどんな考えで行っているかが記載してあり、長期的に物事を見ていく視点と商売では女性や口を狙うと言うのは勉強になりました
下記は印象に残った点
商売をするなら「女」と「口」を狙え
口にものを入れる紹介は挿して、商才を必要としない
Posted by ブクログ
この本を読んで、藤田田さんはエネルギーに溢れている方だったのだなと感じた。
このくらいハッキリと自分の考えを根拠を持って語ることができる人だから成功することができたのだなと。
印象に残ったフレーズは以下のとおり。
・60%確実だと思ったことは成功する
・わたしはハンバーガーを売っているのではなく愉しさをもった時間を売っている
Posted by ブクログ
日本にマクドナルドを輸入した藤田田社長によるビジネスの法則など。
96年の本であり、イケイケの絶好調ぶりが鼻につくが、中身は真っ当な話が多い。
週休二日制で月曜に休むな!などは、ちょっと耳が痛い。
「商売人」という言葉が似合う。もちろんいい意味で。
[more]
(目次)
1章 価格破壊は歴史の必然である
2章 デン・フジタの成功の法則
3章 ビジネス成功の法則
4章 規制緩和なき日本に明日はない
5章 ビジネス・チャンスは無限にある
Posted by ブクログ
売れる場所は
徳川『親藩』か『天領』
新潟、福島、大阪、長崎
『外様大名』の地域は、
勤倹節約の風が極めて強い
船来崇拝と尊皇攘夷
言い換えれば劣等感と優越感は
表裏一体となって日本を形成している
日本で商売するには国籍をはっきり出してはいけない
死んでしまえば人間裸
そう達観すれば怖いものはない
ビジネスの成功
時間×努力が巨大なエネルギー
満塁ホームランはない
生物の活動リズム
生まれた月が一番活発
生まれた月の1,2月先は休止期間
一流品・便利だというだけで通用しない
同じ金を払うなら一流の娯楽
快適の中に遊び
スピード時代
決算は毎日やれ
その道のベテランの
殺し文句を使え
アメリカの10年前の流行
Posted by ブクログ
藤田田の名前はもちろん知っていたけれどちゃんと読んだのは初めて。20年近く前の本だし、女性論とか批判されそうな話はたくさんあるけど、経済の第一線にいた人の話は面白い。私の履歴書的な。
Posted by ブクログ
前半戦はユダヤ商法についても実践を踏まえ説明。後半からはまた別の視点でも説き、ビジネスの根本を再認識できる。極論に迫るが考え方はシンプルで素敵である。
Posted by ブクログ
日本マクドナルド藤田田の代表的一冊。
もし、藤田田が今も健在であったら、今後の外食産業をどのように考え行動していたのだろうか。15年経っても色あせる事のない経営者のバイブルです
藤田田氏が現ソフトバンク孫正義に、「これからはパソコンの時代だ」とアドバイスし
IT業界での起業のきっかけを与えたのは有名な話でありますが、
藤田田氏がもし飲食以外のビジネスで勝負をしたとしても、同じような成功をしだことだろう。
と感じることができた一冊でした。
時流を読み、社会情勢やマクロな経済環境の動向から自社のあるべき姿を指し示す洞察力や、
前社で一丸となって到達する為の社員のマネジメントに至るまで、
外食業界以外の方でも大いに勉強になる経営のヒントが語られています。
国のあり方や政治のあるべき姿を語りながらも、
>わたしの仕事は、近い将来浮上するであろう大規模な失業状態から、全力をあげて社員を守り抜く事である
と、さらりと自分のやるべきことに線を引いているあたりは本当に読んでいて気持ちいい。
経済人の立場からの日本への提言も必読です。
「消費税を一律10%にし、所得税を一律20%とする大減税で消費経済を伸ばすべきだ」と
常に10年~20年先を見据えて生きていたでしょうか。
もし藤田田氏が健在であれば、今後の日本の行末をどのように考えるのだろうか。
繰り返し読みたい大切にしたい一冊です
Posted by ブクログ
気に入ったフレーズ
・60%確実であれば、やるべきだ。100%まで待っていると確実に遅い。トップたるもの、決断するためにいるのである。
・デフレになり「100円の価値があがった」
・私は、「猛烈なビジネス戦争を闘いたい」
・私の成功の基盤には、「宇宙はすべて78対22に分割されている」という”大原則”が、厳としてある
・金持ちから儲けることを考えよ
・そして庶民に広がる期間は、ほぼ2年なのである
・女と口を狙え。男はサイフのひもを握られている。口に入ったものは必ず排泄される。
・簡単に儲かる商売は太古の昔から「女」関係「口」関係
・欧米人は昔から鍛えられており、金銭感覚が実にシャープだ
・いまの時代を生き抜くにはどれほど「カン」を研ぎ澄ますかにかかっている。
・自分は万能と思い込んでいる社長は必ず失敗する
・会社のパーティーに奥さんたちを招く
・国際感覚とはジョークを解する感覚
・ビジネスに「満塁ホームランはない」一歩前進また一歩前進
・悲観はビジネスにとって最大の敵である
・ビジネスは「負ければ即倒産」
・時間を節約しない商売は儲からない
・毎日「決算」する
・「ツキ」はある。理論で解明できないが。
・売るための殺し文句がある。ネクタイの件、「上品ですね」
・孫正義との関係
・松下幸之助からの助言「役所で肩書きをもったらあきまへん」
・危険な原子力発電への警戒と、風力発電の提案
・今の総理大臣の仕組みは緊急事態に対応した施策をうつ権限がない。
・「国際化」を主張するのは、誰よりも強い「愛国心」があるからだ。
・外国でつくれるものは、外国でつくればいい。
・日本人には、長い目で計画を立てるという習慣がない
このような、先見的な人が亡くなっているのは非常に残念だ。今の日本の危機的情報を恐ろしいほど、当ててしまっている。予言?ともとれる恐ろしい本になっている。
Posted by ブクログ
藤田田さんの経営哲学、トレンド予測、今の日本の構造問題など多岐にわたる。
ハンバーガーを広めようと思ったのも食文化の西欧化と減反政策の内容からそれを予測されていた。トレンドをマクロでみることの具体例、またビジネスをワンサイクル30年とみているという点からも長期的視野がいかに大事かを説いていることが印象強い。
他にスピード革命時代にも納得がいった。今後、仕事でも勉強でもいかに早くやるかを第一にしなければならないと思った。
他には78:22の法則から世の中の法則を学び、また広告の2つの形態はすごく面白かった。これは広告を「イメージ」を作るもの、「モノ」を売るものの2つに分る戦略を取るというもの。立ち上げの認知してもらう段階ではイメージ重視でそのあとに「モノ」を売る広告を使った方が効率的だと認識する。
今まで自分はビジネス書ばかり読んでいたが、藤田さんのように世の中のあらゆることに興味を持ちそれをいかにつなげていくか、自分で考えていくかその過程を学べたのはすごく価値があった。
Posted by ブクログ
チェック項目15箇所。25年前の1971年7月20日、銀座三越デパートの壱階に平方メートルの第一号店をオープンしたとき、わたし以外のだれが「いま」を予測しえただろうか、当時すでに、日本人の米の消費量が念円減少していることは各種統計の数字に表れていたし」、それは加速度的に食の「西欧化」が進んでいることの証左でもあったのだ。「日本人の食習慣を変えてみせる」というわたしの”長期大戦略”は、みごとに大輪の花を咲かせたのである。デフレ経済下で自分が生き残るためには価格破壊しかない、安く売ってお客をよけいに獲得する、お客を取られた企業はつぶれる、そうなれば全国的に大規模な失業問題が起きてくるのだろう、だが、失業問題をいかにするかを考えるのは政治家の仕事であって、わたしの仕事ではない、わたしの仕事は、近い将来浮上するだろう大規模な失業状態から、全力をあげて社員を守り抜くことである。わたしの成功の基盤には、「宇宙はすべて78対22に分割されている」という大原則が、厳としてある、「この原則(法則)をはずれたら、金儲けはできない。儲けたくないのなら、なにをやってもいい。世の中には、石をきざんで喜んでいる人もいるのだから。でも、儲けたいなら、けっして原則をはずれてはいけない」と欧米の名だたる商人たちから教えられたのだ。商売には究極のところターゲットは二つしかない、「女」と「口」を狙う商売である、男は働いて金を稼いでくる、女は男が稼いできた金を使って生活を成り立たせる、これは古今東西を問わず「真理」である、「公理」である、商才が人並み以上にあると思う人は、女を狙って商売すれば必ず成功する。女は稼ぐ苦労を知らないからムダな金を使う可能性がある、商売とは、他人の金を巻き上げることだ、儲けようと思えば女を狙い、女の持っている金を奪うことである。女は化粧品にも金を惜しまない、どんな不美人でも口紅をつける、いろんな化粧品で顔を塗りたてる、どうせ土台が悪いんだからよくなるわけもないのに、高い化粧品代を払って化けようとする、あるいは貴金属を身にまとう、女は、そういうふうに飾る動物なのだ、古くは天の岩屋戸の前で踊った天鈿女命(あまのうずめのみこと)も曲玉をつけて飾り立てていたではないか。グルメ・ブームでもわかるように、食の流行は女が男をリードする、男は女が「おいしい」といえばそうかと思ってついていくものだ、わたしが狙ったのは「女の口」、正確にいえば「女」と「口」である。水が一番おいしいのは摂氏四度である、口のなかに入ってくるモノが一番おいしいのは摂氏62度である、そういうことを知っている必要がある、ただ漠然と「うまい」とか「まずい」とかいっていてもしようがないのだ。7月トイザ”ら”ス水戸店を開店するとき、社内ディスカッションでは「水戸は東京と離れている田舎だから売れないでしょう」という意見が多かったが、わたしは「いや、売れる」と主張した、いざ、ふたをあけてみると、一日で1800万円の売上げをあげた、わたしが「売れる」と主張した根拠は、水戸がかつての徳川ご三家の一つ、つまり「親藩」だったというところにあった。コンピューターの打ち出すデータはあくまでも合理的で、そこに人間のいわくいいがたい情緒は入る余地はない、その情緒の部分は、おそらく、コンピューターがどんなに発達しても、人間の「カン」にはおよばないだろう、この「恐ろしい時代」を生き抜くには、どれほど「カン」を研ぎ澄ますかにかかっているのだ。わたしは年間300万円を払って、大阪の警察病院と東京・萩窪の衛生病院に緊急用のベッドを一つ確保している、社員を安心して働かせるために、給料をたくさん払ったり厚生施設を充実させるということも大切だが、病院のベッドを持つということは一種の危機管理なのだ。他の動物には発情期があるのに、人間には一年中性欲がある、だから、一年中、人間は生まれてくるのだが、個々の人間は自分の誕生日に基づく固有のバイオリズムをもっている、そのバイオリズムは、一年は12ヵ月だが、人間は10ヶ月で生まれるからだろう、誕生した月からスタートして10ヶ月の活動期間はあるが、残りの2ヶ月は活動停止状態になるという。わたしは考えた、その道のベテランの「殺し文句」を20分くらいのビデオにして、新入社員教育に使ったらどうか、と、そういうものを必要とする企業は多いはずである、絶対にビジネスになるだろう。「重要なことは国際化である。明治以降、食の分野では国際化が遅れている。日本食を食べないと力が出ないというが、それは単なる食習慣を錯覚しているにすぎない」といってきた。映画産業の関係者はみな、映画の衰退はテレビに負けたからだというが、これは「敗者の論理」でしかない、わたしは、アメリカ人がそうであるように日本人もまた、大きなスクリーンで大きな音響で映画を観る愉しさを求めていると思う。
Posted by ブクログ
日本マクドナルドの前代表、藤田田。
ビジネス(金儲け)に対する実直で貪欲な姿勢が
実例を交えて描かれています。
稼ぐことの泥臭さや厳しさを教えてくれる良本です。
世のため人のためといった性善説ではなく、
人を見たら泥棒と思え。の性悪説を唱える藤田田。
それだけ、金稼ぎとは緻密で貪欲で
計算し尽くされた上に成り立つものであると教えてくれます。
Posted by ブクログ
誰かの書いた藤田田の伝記を読んで、大変感心したのですが、この自伝を読んでちょっと藤田田の見方が変わりました。
ホリエモンが叩かれてこの人が叩かれないのが不思議なくらいぶっちゃけた、タイトルどおり、勝てばいいって考えが書かれています。
読んでいてちょっと引きました…。
でも、この人はやっぱり天才ですね。
「宇宙はすべて78対22に分割されている」
「数字に強くなれ(中略)水が一番おいしいのは摂氏4度である。口の中に入ってくるモノが一番おいしいのは摂氏62度である。そういうことを知っている必要がある」
「日本で商売するには国籍をはっきりと打ち出してはいけないのだ」
「一言でいいんですよ。ネクタイというのは一言で客に買わせることができるんです。(中略)たいへん上品ですね、という(中略)似合うか似合わないかじゃない、上品かそうでないかなんですよ」
Posted by ブクログ
1,商売がうまく行かない時は、西欧化に向かっているか?時間を節約する商品になっているか? を問いかけるといい。
2,女性と、口を狙えば、食いッぱぐれは無い。
3,金銭感覚は、子供のころから植えつける事
4,悲観はビジネス最大の敵。天命を尽くして、あとはなるようになる。
5,TOPに立つ人間ほど、最前列で働くべし。欧米を見習う。
Posted by ブクログ
日本マクドナルドの創業者藤田田氏がほぼ絶頂期の頃に書かれ自伝です。大実業家の藤田氏らしく、ビジネスをする上においては示唆に富んだ事が書かれていると思います。
タイトルにあります通りビジネスは戦争的な要素がありますし、戦争に負けた相手に何もメリットがない事は良く分かります。ただ、この本を見る限りでは、ビジネスに勝利するのが重要なのは分かるが、何のためにビジネスに勝たねばならないのかが書かれていないなと思ったのが正直な印象でした。
晩年の藤田氏は、マクドナルドの業績悪化の責任を取り、2003年に会長を辞任した後、その1年後に亡くなっています。この事実だけを見て結びつけるのは短絡的かもしれませんが、ビジネスに勝利する事が生きがいであった氏には、ビジネスで敗北を認める事が耐えられなかったのかもしれません。
学ぶところは学んで、悪い所は学ばない。この書を読んで思ったのはそういう感想です。
Posted by ブクログ
日本マクドナルド前社長/藤田田の成功法則を書き綴った本書。96年に出版された本とは思えないほど先進的なアイディア、予言がなされていて面白い。師匠の助言を受けた気分になる。
Posted by ブクログ
Winning is Everything.
まさにその通りではあるが、内容は細かなコラムを集めた感じ。
しかさそのひとつひとつには今でも通用するものがある。
長い目で人生を考えるきっかけになりそうな一冊。
個人的には著者の濃いめのキャラクターが楽しめる。
Posted by ブクログ
初版が1996年、今年購入した手元の本書が2002年の第十版、もはや読まれなくなった本なのだろうか?マクドナルド快進撃中の著作ということもあり舌鋒が鋭い。"ビジネスの世界には「勝てば官軍」の論理しかない"のような極端な考え方もあるが、著者がまえがきで語っているように、人生を豊かにするため必要不可欠なことが多く語られている。読んで損はない一冊だと思う。
Posted by ブクログ
戦後から日本企業の文化、歴史がわかる
かなり偏りの部分も見られるが。
・新規事業の成功の試金石
→西欧の波に乗っているか
→時間の節約の方向に向かっているか
Posted by ブクログ
● 商売には究極のところターゲットは二つしかない。「女」と「口」を狙う商売である。
● 人間の精神活動にもっとも適切な温度は摂氏18度だといわれている。
● メモをとることは、人生を豊かにするためには欠かせない「雑学の吸収」ということでもある。自分は法律だけ知っていればいい、経済学だけ知っていればいい、というのではなくて、世の中のありとあらゆることを知っていなければ、人生は豊かにならないし、仕事を成功させることもできないのである。
● このさい日本は思い切ってアメリカのように地方税にすべきではないか。そうすれば消費税の問題が国政の行方を左右するといったバカげた話はなくなるではないか。
● 資本主義社会で高い金をとって値打ちのないものを売るのは学校だけだ。しようもない学校ほど授業料が高い。東大卒のように安い授業料で出た人は値打ちがあって、高い月謝を払った人は値打ちがないというのはおかしいのだ。