あらすじ
復讐に燃える神鷹静香は、仲間たちのおかげで、テロ集団「汎銀河聖解放戦線」の秘密本部《サラマンダー》を突き止める。しかし、そこは攻撃困難な灼熱の惑星だった。彼女たちは、新たなテロを計画している汎銀戦に対し、奇抜なアイディアのマトリョーシカ作戦を実行に移す。だが、徐々に静香の身に異変が……。壮大な宇宙を舞台に描かれる愛と冒険の物語。(解説:北上次郎)[傑作SF長篇]
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Posted by ブクログ
未読だった梶尾作品。<汎銀河聖開放戦線>のテロ行為により夫と子供を失った主人公静香は憎悪を人工的に精神に移植することでそれを支えに生きている。しかし、実際に静香が復讐という行為に及ばないよう同時に心理抑制がされていて……。
家族の仇をうつために戦士となる決心をした静香がすることになる選択というのがこの物語のキーになるテーマですが、ちょっとすごすぎる。まるで「おもいでエマノン」の裏返しの物語ですね、これは。しかも梶尾作品の多数を占める叙情性とも、またもうひとつの持ち味であるスラップスティックとも違って徹頭徹尾ハードボイルド。これ発売当時に読んでいたらけっこうショックを受けたかもしれないなあ。
ところで『さすらいエマノン』どこかで文庫化しないでしょうか?