【感想・ネタバレ】日本史の新常識のレビュー

あらすじ

かつて、鎌倉幕府の成立は「いいくに(1192)つくろう鎌倉幕府」と習いましたが、最近の教科書では「いいはこ(1185)つくろう鎌倉幕府」と教えています。ほかにも近年の研究で、従来の日本史の常識が次々と覆されています。

古代、奈良、平安、鎌倉、室町、戦国、江戸、幕末、明治……。日本史の転換点となった出来事や時代をつくった人物について、出口治明、本郷和人、伊東潤、鹿島茂、倉本一宏ら28人の執筆陣が最新の研究成果をもとに新たな論点を提示する一冊です。

【目次】

序章 通史 「交易から見れば通史がわかる」(出口治明)
第一章 古代 「前方後円墳がピラミッドより大きいワケ」(森下章司)ほか
第二章 奈良、平安 「本当は激務だった平安貴族」(倉本一宏)ほか
第三章 鎌倉、室町 「元寇の目的は中国兵のリストラだった」(杉本正明)ほか
第四章 戦国、江戸 「織田信長の意外なポピュリズム」(谷口克広)ほか
第五章 幕末、明治 「坂本龍馬は殺人の“指名手配犯”だった」(菊地明)ほか

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Posted by ブクログ

ネタバレ

日々研究によって変わっていく日本史。
昔勉強したことがいろいろ変わっているのがわかって面白かった。

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2019年06月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

<目次>
序章   通史
第1章  古代
第2章  奈良、平安
第3章  鎌倉、室町
第4章  戦国、江戸
第5章  幕末、明治

<内容>
「文芸春秋」の特集「歴史の常識を疑え」(2013年11月号)。「日本史の常識が変わった」(2018年6月号)をベースに加筆・修正したもの。なので、やや古いネタも見られる。面白かったのは通史の出口治明氏の文。鎌倉期の貨幣経済について、中国の宋では紙幣が流通(軽いから貨幣よりも流行るのは当たり前)、その後のモンゴル(元)も銀と紙幣を中心にしたため、無用となった大量の銅線を日本へ売った、という話。視座を変え、視点を変えないと見えてこないものもあるのだ。各章の各御仁の説にはたわいないモノをあるが、本郷氏は書きすぎかな?

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2018年12月16日

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