あらすじ
なぜ国内メーカーはモノづくりから脱却できないのか?
気鋭のコンサルタントが、その本質をえぐる
開発担当者は悩んだ。「顧客体験、ユーザーエクスペリエンス、サービス指向、モノからコトへ……と言うのは理解できるが……モノづくりやそれを支えるテクノロジーが軽視されているのではないか……」考えれば考えるほど、その課題の本質が見えなくなっていった。企業変革が叫ばれるなか、その答えのヒントは近くにある。
【目次】
第一章 コンサルティングファームから見たモノづくり企業
第二章 モノからコトへ(脱モノ売り試論)
第三章 イノベーション成功の要諦とは?
第四章 イノベーションQ&A
第五章 モノづくり企業が向かうべき未来への第一歩
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Posted by ブクログ
まさにありそうな話で合った。コンサルを入れて技術戦略を立てても実行されない。残ったのは膨大な資料と議論に使った無駄な時間だ(時間は残らないが)。いくつかキーワードを書き記しておく。
成功の要諦:①マーケットを大きくとらえよ②自前主義から脱却せよ③顧客が言語化できていない真の要求を見つけ出せ④他領域の知見を得て吸収し着想に生かせ⑤実験でビジネスモデルを検証せよ⑥迷ったらイシューに立ち戻れ⑦イノベーション体質は仕組みでつくり上げよ⑧Be Disruptive ! (破壊的に想像せよ!)
特に「真の要求」の定義:氷山の水のなかにある情報、の図がしっくりきた。