【感想・ネタバレ】病気の9割は歩くだけで治るPART2 体と心の病に効く最強の治療法のレビュー

あらすじ

ベストセラー「病気の9割は歩くだけで治る」の続編が登場!

「病気の9割は歩くだけで治る」 が刊行されて3年経ちます。
医学会では、歩くということが病気の治癒に役立つということが注目され、この3年間に様々な研究がなされてきました。

そして歩くことによって病気が治るというエビデンスが、多く実証されました。
最新の科学では、歩くことによって、骨からホルモンが出るために、体の不調が治り、心も前向きになることが発見されています。
また、食事と歩くことを合わせることによって、より効果が高まることもわかってきました。

これらのことを踏まえて、歩くことによる病気治癒の新たな効果、さらに現代病とも呼ばれるうつ病や、心の病についての治療法を長尾和宏氏が解説します。

1章 「病気の9割は歩くだけで治る」エビデンスが続々出てきた
2章 実践編! 今日から歩こう
3章 歩行が自殺大国ニッポンを救う
4章 「本物の医療」を取り戻そう

1 歩くだけで病気が治った人が続出している
2 人が老いるには、3つの理由がある
3 歩行で若返るカギはホルモンバランスにあり!
4 遺伝子は歩行で変えられる
5 若さの味方「テストステロン」が増える
6 できそこないの男性ほど、歩行が大事
7 朝の歩行が睡眠の質を上げる
8 長寿は腸で決まる
9 骨から長寿ホルモンが出ていた!
10 痩せればすべて解決する
11 「フレイル」に気づいたときが、はじめどき
12 歩くことは全身の筋肉運動、関節運動だ
13 「1日万歩」ではなく、「10分×3回」歩行
14 めまい予防に効果的! 「階段」歩き
15 要介護者は室内歩行をしよう
16 「ながら歩き」には2種類ある
17 「インターバル速歩」のススメ
18 心が豊かになる「瞑想歩行」
19 膝・腰が不安な人、肥満の人におすすめ!「水中ウォーキング」
20 お金をかけるべきは「靴」
21 歩いていない時間をどう過ごすか
22 日本人はもともと「うつ気質」
23 もっとも有効な自殺対策は、休むことと歩くこと
24 定年後の男性が危ない!
25 元気のない男性を歩かせるには
26 薬を飲めば飲むほど病気になる
27 医療界全体が製薬マネーに汚染されている
28 生活習慣病は、歩行と食事だけ
29 医療は本来、療養アドバイザー
30 平穏死を望むなら、歩くことから
31 よく歩く人ほど、幸せに生き、幸せに死ねる

歩くだけで病気を治した人が続出!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

本書はPART2であり、同名のPART1となる書籍が、2015年に発刊されている。その時にもベストセラーとなったようだが未読である。しかし、本書から読み始めても全く問題ない。

本書では最初に歩くことによる効用を5点あげている。
①抗酸化物質が増える
②ホルモンバランスをよくする
③テロメアが伸びる
④テストステロンが増える
⑤腸内環境が良くなる

これだけでは少々言葉が難しくてピンとこないが、読み進めていけば、一つひとつ丁寧に説明されている。

著者は、老化の原因を3点があげている。
・細胞の酸化(活性酸素による)
・細胞の糖化(糖分取りすぎによる)
・ホルモンバランスの崩れ

そうすると、歩くことの効用の①から、歩くことは「老化を防ぐ」ということがわかる、同じく効用の②からもホルモンバランスを整え、これまた老化防止に役立つということだ。

著者は、健康に関係する主なホルモンを紹介してくれている。
〇DHEA(ホルモンの母、若返りホルモン)
・アディポネクチン(善玉ホルモン、長寿ホルモン)
〇テストステロン(男性ホルモン、やる気ホルモン)
〇メラトニン(睡眠ホルモン、長寿ホルモン)
〇セロトニン(幸せホルモン)
・オキシトン(愛情ホルモン)
●インスリン(肥満ホルモン)
●コルチゾール(ストレスホルモン)

歩くことで、健康を増進する〇印のホルモンが増加し、逆に健康を阻害する●印のホルモンが減少すると説明されており、これがホルモンバランスをよくするということだ。

歩く効用の④テストステロンが増えるというのは、上記にあるように「やる気」ホルモンの分泌を促進するということである。テストステロンは「男性ホルモン」と呼ばれていても、女性の体内にも存在する。やる気の源だ。

そして、歩く効用の④にあるテロメアとは、染色体の端っこについているもので、寿命の長短に影響するものらしい。これが長いと長生き、短いと短命ということだ。そして、歩くと、このテロメアが伸びるというのである。つまり歩くと染色体レベルで長生き度がアップするということだ。

そして、歩く効用の⑤腸内環境、すなわち腸内フローラのバランスを改善し、健康状態もよく長寿化につなげてくれるというのである。

歩く効用に次いで、歩き方のアドバイスもあった。量より質だそうだ。つまり「歩数」より「歩く姿勢」。
1日1万歩でなくても、10分✖3回を推奨している。
姿勢のポイントもメモしておこう。
・背筋を伸ばす
・しっかり腕を振る
・なるべく大股
・肛門しめる
・下腹部に力を入れる

歩いているときに「よいアイデアが浮かぶというのを、デフォルト・モード・ネットワークに関連付けて説明しているのも面白かった。

後半は、「歩くことによる健康改善」訴える医師として、薬の弊害を主張していた。「処方する阿呆に、飲む阿呆」とは名言である。ただし、「飲まにゃ、損損」とはならないので要注意。

薬が医者の収入源であったり、製薬会社の宣伝を医師がして医者が儲けるというコンビネーションが、無用な薬を増やしており、それが医療保険財政を圧迫しているという意見も痛烈であった。

薬を飲むより、まず歩いて健康を取り戻せ。
実証実験の価値はありそうである。

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2020年02月09日

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