あらすじ
もう、嫌な仕事をするのはやめませんか。
会社辞めたい人、会社に入れなかった人、起業したけど失敗した人、アルバイトが続かない人……。
みんな、大丈夫です。
巻末対談:『ニートの歩き方』Pha氏、
『発達障害の僕が「食える人」に変わったすごい仕事術』借金玉氏
家入一真氏、推薦!!
「会社で働いて、お給料をもらって、それで生活をする」、いくら多様化社会だと言っても、
いまの日本ではそういったいわゆる「サラリーマン」としての生き方が「普通」とされています。
ですが、日本人全員が会社で働くのに適しているとは限りません。
もう会社組織の中で生きていくのが嫌な人、そもそも会社に入れなかった人、会社を辞めてしまった人、
みんな大丈夫です。
しょぼい起業は、「事業計画」も「資金調達」も、「経験」もいりません。
嫌なことから逃げてもやっていける生存戦略を紹介します。
「会社員」でも、「ニート」でも「意識高い系起業家」でもない、新しい生き方です。
やっていきましょう。
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お金を稼ぐ手段は無数にある
大きな会社を作って上場して大金持ちになる、といった類の本ではなく個人でお金をかけずにできる効率重視のお金の稼ぎ方を学べる本です。
無駄なコストは抑えてできるだけ利益を最大化することが重要、といったことが分かります。
Posted by ブクログ
世の中は「好きを仕事にする」と「好きを仕事にせず、適度に働いて余暇で好きを愉しむ」の2種類が主だが、そうでなくてもいいのでは?という別種の答えを提示してくれる本。バリバリ働いて、動いて、止まることを知らなかったわたし。ホゾボソと心を満足させながら生きる暮らし、いいよな、って最近思う。続編を明日から読むが、楽しみ。
p.39 この「いつもやっている行為をお金に換える」という発想は「しょぼい起業」の基本的な考え方のひとつです。これを「生活の資本化」(コストの資本化)と呼びます。
p.95 「やりがい」という言葉を辞書で引くと、まさに「やるだけの価値(を感じて生まれる心のはりあい)と書いてあります。どこにも日本円に換えなければならないとは書いてありません。「やるだけの価値」をお金に変えてもいいし、「心のはりあい」に換えてもいいのです。まさに「正しいやりがい搾取」も含まれますよね。本人はそれをノンストレスでやっているのですから。人に働いてもらうときは、それが雇用であれ協力者であれ、その人がやりたいことをやってもらうのがいちばんです。居心地のいい空間でやりたいことをやらせてくれる人はいっぱい来ます。何かをしてもらったら、ありがとうと言って、美味しいお茶の一杯も入れてあげましょう。そういうところをには人が集まるし、人が集まれば物事はだいたいうまくいきます。「ワーク・ライフ・バランス」なんて言ってる場合ではありません。これからは「ストレス・ノンストレス・バランス」の時代です。
p.188 子どもはパチンコ台じゃない
塾にどれだけ投資するかより、親が日々、どれだけ知的な内容をしゃべってるかとかのほうが大きい。本当に同じ物事を見ても人によって見方が全然違うからさ。賢い、賢くない、あるいは、感性ある、ないとか、っていうときに、やっぱり親の会話をいちばん聞いているわけで。そのときに「なんでお前当たらねえんだよ!」みたいなお母さんが育てたら、そりゃ影響されるよ。それでもその子が無事大きくなって、生殖して、後世につなげていくわけだから、ダイバーシティだよなって。もっと無責任にバカバカ作っちゃえよなって。もっと雑に作りなさい、という。
p.231 いろんな社会の階層があるからね。一言で「会社が合わない」って言っても、その中には朝起きられないとか、電車が無理とか本当に色々ある。起業ってやっぱり大変は大変なんだよ。私は無理な理由が複合的になりすぎて、結果的に起業するしか無いなって思ったんだけど。僕もそうなんだけど、やっぱり自分を分析する時間っていうのは必要なんだと思います。就職活動でも出資してもらうのでも同じだからね。自分の中の何を兼ねに換えられるかって話だから。
Posted by ブクログ
嫌なことで生きていくのは、もうやめよう
組織に属して働くことを諦めた著者様が、それでも生きていくために選んだ道が「しょぼい」起業でした。
ーサラリーマンができなくても、落ちこぼれじゃない
ー「しょぼく」生きていたって良いんだ
そんな「逃げ」のマインドが、本書には詰め込まれています。
・「しょぼい」起業の心得
1.生活・資産を資本化する
いつもやっている作業・すでに持っているものをお金に換える
2.ゼロから投資して貰える人になる
あなたが普段何にお金を使っているか
3.「正しい」やりがい搾取の実践
協力者を得るのに従業員はいらない
4.SNSを店舗にする
宣伝広告費はかけなくていい
5.「なんとなく楽しそう」は、人を集める
大本営発表の使い方
・こころに刺さった言葉(本書抜粋)
「現世なんてちょっとした遊びなんだからコケても大したことないんですよ。…ただ、遊びだからこそ、てきとうにやらずに全力でやんないとつまんないんですよね。」
「お金がないから仕方なく、やりたくもない仕事を1時間やって1000円もらうよりも、好きなことをして缶コーヒーもらったほうが、はるかにうれしいと思う。」
Posted by ブクログ
ノンストレスでやりたいと思う事やってもらえる環境を作り出す。雰囲気や場づくりなどお金をかけないで如何に応援者を増やしていくか、肩ひじを張らなく始められそうな所が良い。うっすらと脱資本主義も感じる。