あらすじ
私との結婚式を控えていたイヴァン様が記憶喪失!?何度も深く愛し合ったのに、忘れてしまうなんて――。ショックと悲しみのなか、諦めきれずに想いを伝え続けると「いつもこうしていた気がする」逞しい腕に抱きしめられて。蕩けるようなキス、熱い手指で嬲られる甘美さに打ち震える身体。剛直で貫かれる悦びに最高の幸せを感じて……。寡黙な軍人皇帝×健気な王女の溺愛物語!
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匿名
切なかった
ヒーローがとても冷たく感じて、ヒロインがとても可哀想に思えました。自分だけ忘れられる。どんなに気持ちを強く持っても、中々報われずとても切なかった。記憶がなくなる理由もちょっと考えさせられました。記憶が戻ってからは、まさに溺愛でしたね。
タイトルに違和感
タイトルがしっくりきません。表紙の字体もなんか合わない。もっと重たい感じがいいと思う。
中身の方はとっても良かった。
「自分にとって最愛の人の記憶だけ奪われる」
なんて酷い呪い。奪われた方も記憶から消された方もどっちも辛い。しかも満月ごとに繰り返すとは。もう鬼畜レベルだよ。
それでもお互い乗り越えて最後に記憶が戻ったら自分に嫉妬しちゃう陛下が可愛い。
匿名
シリアスめ
ヒーローが記憶喪失になっても健気に向き合うヒロインが素敵でした。ヒーローが記憶を取り戻すところは悲しみと切なさがありました。記憶を奪ったことは許されませんが。無愛想だけどヒロインにだけは優しい。Rシーンも濃密です。イラストの皇帝かっこいいです
消えない想い
愛する人が失ったのは、自分の記憶だけ。
ループする、という所に感銘を受け作者様の上手さを感じた。二度目を覚悟したヒーローの対応、そこにある愛情により深みが増したように思う。
婚約者とはいえ正式に婚姻していない弱い立場ゆえのヒロインの葛藤も、それ以上に支えたいと願う気持ちも、失っても無くすことがなかった互いの恋慕にも感動しかない。
初読の時はそうでもなかったが、再読した今のほうが満ち足りた読後感だ。
ステキ
幸せから一転、最愛の人から誰だ?と剣を突きつけられた驚きと悲しみ。
それでも諦めずに、ずっと想いを伝え続けて、たくさんの人にも助けられて、再び、最愛の人と心も身体もつながって、とてもステキな結末でした。ジーンときました。
健気なヒロインに心打たれます
悪夢に魘されるヒーローの看病をして求婚され、婚約者となってヒーローの国に行くヒロイン。
冷徹皇帝と言われるヒーローに、ヒロインは溺愛されます。
ある件でヒロインの記憶だけを失ったヒーローに、酷い態度をとられるけどヒロインはヒーローとの「何があっても俺のそばにいろ」という約束を守り、健気に寄り添いますが、その心情に涙…。
ヒーローは2回記憶を失いますが、2回目の記憶を失う前に書いたヒロインを大切にしてくれ、という内容の手記に再び涙でした。
記憶喪失の件はこんな簡単に術がかけられるならもっと色んな人が利用しているのでは…とも思えますが、とにかくヒーローとヒロインの想いあっている様子と、それを暖かく見守る周囲の人々が読んでいて心暖まりました。
できればその後の話も読みたいです。
モカ先生の挿絵もとても素敵でした。