【感想・ネタバレ】ドロヘドロ 22のレビュー

あらすじ

穴の中からコンニチハ。ラスボス登場です。

舞台は中央デパートからホールの町へと移り、ついに最終決戦へ。
「アイ」という器から解放された太古の呪いは、肉体を手に入れホール市街で大暴れ!
魔法使いを虐殺することのみを使命に最強の存在として動き続ける。

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魔法使いに頭をトカゲに変えられ、記憶を失うばかりか、自分の中に他人が住んでいる…???
そんなとてつもない状況に置かれた男、カイマン。「口の中の男」が犯人を言い当てるまで魔法使いの頭に噛みつき続けるカイマンは、はたして元の姿に戻れるのか…。
読み進めるにつれて明かされるカイマンの秘密や、魔法使いの世界とホール(人間の世界)との関係性の謎を知るたびに、「そういうことだったのか」「え、じゃあこれってあれと繋がってたの!?」という驚きがあり、読み進める手が止まりませんでした。
また、絵にとても味があってマンガの世界観とマッチしており、時には恐怖、時には安心感が感じられ、登場人物と感情を共有しているような気分になりました。
ただ顔を変えられたから元に戻すだけだと思っていたのに、登場人物やそれぞれの世界が複雑に絡み合い、あんな結末になるなんて…。
口の中に他人が住んでいる記憶の無いトカゲ頭の男の結末、少しでも気になった方は必読です。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「ホール」と呼ばれる街に、人間たちは住んでいた。その街はたびたび「魔法使い」たちに襲われ、人々は魔法の実験台にされていた。主人公は、魔法によって頭部をトカゲに変えられた男。魔法を解き人間に戻るため、親友であり行きつけの餃子屋の店主でもある美女とともに、魔法使い狩りを続けていた…。
そんな、第一巻の頃のストーリーを改めて思い出させるような展開だった。相変わらず絵は素晴らしく巧みで、キャラクターは魅力的で、台詞回しはクール。深刻な展開なのに何処かとぼけた味も健在。
もう間もなくクライマックス。もともとハッピーエンドを期待して読んではいなかったけれど、こんなに何度も、再会と離別を繰り返してきたのだから、最後は仲良く一緒になってほしいと考えてしまう。

0
2017年07月01日

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