あらすじ
世田谷区祖師谷で起きた母子3人惨殺事件。被害者が地下アイドルだったこともあり、世間の大きな注目を集めていた。真っ先に特捜本部に投入された姫川班だが、遺体を徹底的に損壊した残虐な犯行を前に捜査は暗礁に乗り上げる。やがて浮上する未解決の28年前の一家4人殺人事件。共通する手口と米軍関係者の影。玲子と菊田は非道な犯人を追いつめられるのか!? 短編「カクテル」を特別収録! (『硝子の太陽R ルージュ』改題)
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Posted by ブクログ
米軍とか捜査の限界や制限による、過去の未解決事件とリンクさせて、引き込まれてページが止まらなかった。途中、作者の考えが示されていたが、自分と近い思想なんだと感じた。
Posted by ブクログ
オーディオブックで。
実際にあった事件を思い浮かべずにはいられない。
だからこそ、犯人が元米兵であると明確にしていることにびっくりした。作者大丈夫なんか??と心配になった。
その他のもうひとりの犯人、犯人の動機、死者、何もかもが意外で、悲しいけれど面白かった。
最後の短編のカクテルに救われた。
Posted by ブクログ
あ、そっちか!
完全にミスリードされた。
一つは気づいたんだけど、もう一つあったのね。
なんか旧姫川班の頃よりも菊田と葉山が頼もしくて良いな。
それにしても今回は嫌な事件だった。
母子三人を殺害し、その遺体を損壊する。
犯人なりの理由があったとしても、やはり抵抗を感じる。
あと、個人的にマズイなと感じたのが日米地位協定を知らなかった事。
あまりに無知すぎて普通に反省した。
Posted by ブクログ
最初は一家惨殺の場面から始まり、それが一旦は悪夢かと思いきやその後の元米兵の語りから現実の事件であることが分かる。
28年後、似たような一家惨殺事件が起き、あるライターの記事から玲子が関連性に気づく。
今回の元米兵の回想も犯人の語りも全くもって自己中心的であり、読んでいて(フィクションと分かっていても)「勝手な事を言うんじゃない‼」と言いたくなる。なので最後にあった玲子の怒りの言葉は「よく言った‼」と賞賛したい。
しかし林刑事が殉職してしまったのはショック、玲子の理解者がまた1人亡くなってしまった・・
日下が玲子の上司になった行は続編以降、どんな化学反応が起きるのか楽しみでならない。
やはりこのシリーズは刊行順に読んだ方がかなり楽しめる。