【感想・ネタバレ】「アタマのやわらかさ」の原理。 クリエイティブな人たちは実は編集しているのレビュー

あらすじ

杉山恒太郎、佐々木宏、眞木準、中島信也、谷山雅計、水口克夫、嶋浩一郎、伊藤直樹、水野学……。
数々の名だたるスタークリエイターたちの本を、15年にわたって手がけてきた広告・デザイン本編集の第一人者が、
クリエイティブな思考のメカニズムを読み解いた1冊。

「ユニークなものの見方をするね」
「アタマがやわらかいなぁ」

そう評価される代表格ともいえるのが、クリエイターと呼ばれる人たち。
じつは、彼らの柔軟でクリエイティブな思考には共通点があります。
それは「ひらめき」ではなく、「発見」を重視していること。

クリエイターたちは、すぐれた企画やアイデアを評価するときによく「見つけているね」と口にします。
この言葉のとおり、彼らは新しい価値を「ひらめく」のではなく、「見つけて」いるのです。
そして、その発見のために、アタマのなかでたえず行われているのが情報の「編集」。
編集的に物事をとらえ、編集的に解釈するからこそ、彼らはものの価値や意味を「ふつうではないもの」に変えることができます。
本書では、そんな「アタマのやわらかさ」の原理を読み解くとともに、
そのまんなかにある編集という“情報の錬金術”についても、わかりやすく解説しました。

自分にはひらめきがないから、創造的になれないと感じている人
ちょっと変わったものの見方ができるようになりたい人
新しいものを生み出すための基本的なアタマのつかい方を知りたい人
考える力をアップさせたいと思っている人

に、とくにオススメの新しい思考のバイブルです。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

共感する部分多く、好きな本。

<メモ>
・クリエイターは優れたアイデアを評価するときに、ひらめきではなく、発見を重視する。見つけるために、アタマの中でたえず編集が起こっている。編集的に物事をとらえ、編集的に解釈するからこそ、物の価値や意味を普通ではないものに変えることができる。

・アタマのやわらかさは新しい問いかけが生まれる起点になる。

・だれにもいわれていない主張を見出す。
発想の瞬発力ではなく、望むような結果にたどり着くまでのう考え直し続けるか。

・価値を固定させずに、新しい可能性をさぐること

・ものごとを視点で考えること。切り口、アングル。
様々な視点からみつめることで、新しい価値が見つかりうる

・様々な視点とは様々なものとの組み合わせから考えるということ。
文の組み合わせ、写真の組み合わせ、人の組み合わせいろんな組み合わせから新たな気づきが得られる。いろんな組み合わせを可能性を否定せず試してみること。
・編集者は組み合わせを一つ一つ吟味しながら、書き手が伝えようとしている価値やメッセージが適切に効果的に引き出されているのかを確認していく。

・価値は組み合わせから引き出されている。組み合わせが変われば価値は変わる。
組み合わせを作り、引き出される価値を読み取り、価値を判断する。これを繰り返せることが編集であり、頭の柔らかさといえる。

・「困っている」から「普通」と「ふつう」から「よりよい」では、解決の仕方がことなる。よりよいへはゴールが複数存在することに。

・よく知らない情報は創造性に使えない。知っているものに邂逅することで触発され、組み合わせ、編集が生まれる。
調べずにわかる知識を自分のなかに蓄えておく。

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2019年03月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本の中でも紹介されていたけれど、
要はジェームスWヤングの「アイデアのつくり方」。
いつもと違う組み合わせを作ることが、視点をずらし、常識を疑うことにつながっていく。

頼まれごとの中に自分の知らない価値があるというのは面白いと思った。

0
2020年03月22日

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