あらすじ
殺した女、殺させた女。傷つけ合い求め合う魂の物語。
日常的に夫から暴力を受けていた女と、その女を慕い、請われるままに彼女の夫を殺したレズビアンの友人。
殺害現場に証拠を残したまま二人の女はともに逃亡を謀る。明日をも知れぬ逃走生活の先に二人は果たして何を
見るのか、それぞれどう落とし前をつけるのか――?極限状況下で震える魂の物語、開幕!●主な登場人物/殺させた女(自分の夫を殺すよう友人のレズビアンに頼んだ女。レズビアンの自分に向けた好意を知っていた)、殺した女(学生時代からひそかに「殺させた女」を慕っていたレズビアン。生家はかなり裕福な“お嬢様”)●本巻の特徴/連載開始時は
弱冠22歳だった著者が放つ、渾身の460ページ!第1話~第10話に、番外編も収録。
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Posted by ブクログ
登場人物の複雑な心境が、こっちの胸が軋むくらい伝わってきました。
純粋なまま好きでいたかったけど、それはどうしてもできなかった金髪のお姉さんと
殺人を教唆して他人の人生に傷をつけた罪悪感に打ちのめされながら、それでも暴力や孤独感から逃れたかった黒髪のお姉さんが
殴り合いみたいなコミュニケーションをしたり
どうでもいいことで笑ったり
噛みつきあいながら何故かずっと一緒に放蕩しているのを、「どうなっちゃうんだろう」と思いながら見ていました
読みながらすごく傷つきました
でも、中・下巻楽しみです
ずっと涙を溜めながら流れずに読んでいましたが、最後の最後でお父さんに泣かされました。笑