あらすじ
「お前も…捨てられたのか?」
時は江戸。見世物小屋で働く「壱(いち)」は、
次の目玉として捕らえたケモノの躾、飼育を任される。
凶暴かつ不気味なため、みな世話係を嫌がり、
立場の弱い壱が抜擢されたのだった。
暗い過去の経験から、ケモノを侮蔑の目で見ながら
嫌々世話する壱だったが、その挙動に人の匂いを感じ
「べな」と名付ける。
べなの無邪気さに死んだ弟を重ね、
どうにか親元に返してやりたいと脱走を図る壱。
しかし、べなは人ではなく「鬼の子」で…。
感情タグBEST3
異形との恋
最初は『オペラ座の怪人』のファントムみたいに人間が化け物として見世物にされてるのかと思ったら、鬼の子だったのはびっくりした。
主人公も売られた立場で自由にならないながらべなの事を気にかけていたのが今後の二人の仲がどうなっていくのかなんとなく予想が出来て続きが気になった。
繊細なタッチで色男やべなの躍動感あふれる動きが描かれていてこれぞ漫画の醍醐味という作品だった。
江戸時代という設定も二人のおかれている状況がそう優しいものではないのがより一層引き立てられてていいなぁと思った。
見世物小屋
双子の片割れ、壱の境遇、人生が辛すぎる。
バケモノとして捕まったべな(仮の名前)は、いったい何者なのだろう?人間?鬼?
とりあえずは逃げ出したけど、この先も心配です。
壱のやさしい性格がちょっとだけわかるはじまりだったんだなぁと後から気が付いた!
忌み嫌われるものが普通に扱われたら それは衝撃だったはず。
べなのぴぎゃーって(笑)表現 それに飛び上がる壱。二人がまだまだ幼い感じがして好き!
絵も物語もシリアス系なんだけど、江戸っ子のべらんめえ調がちょこちょこ顔を出しているのが引き込まれる元かも?