あらすじ
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ベスト&ロングセラー『それでいい。』の続編登場!「水島先生、人と関わることで一番大事なことは何ですか?」「人間関係で一番大事なことは、人の話を“聴く”ことです。」“人の話を聞くのがニガテ”な漫画家・細川貂々が、水島広子に“精神科医の聞く技術”を教わりに行く、体当たりの成長物語。疲れない聞き方、ムカッ!を手放す聞き方、あります。〈ワークショップ形式〉(コミックエッセイ+コラム)。
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Posted by ブクログ
ただきく、頭の中に浮かんだことは全て横に置く。
夫の話を聞くのが苦じゃなくなった!
ただ、話を記憶するのが難しくなってしまったかも。これからの課題はそこ。
Posted by ブクログ
⭐︎4.5
人の話を聞いて自分と比べて勝手に落ち込んだりすることが、毎回ではないけどよくあったので、本書を読んでしんどい聞き方をしていたのだと目から鱗でした。
以下が特に印象的だった箇所↓
「相手が話している時に、現在に集中すること。コツは大きく2つ。
1つは、相手が話してくれてる時に思考が浮かんで来たらそれを脇におく。何度でも繰り返し、相手の話よりも相手の現在を聴くという感じ。
もう一つは、相手の話を「問題」としてとらえて解決しようとしないこと。人は安心できる環境を与えられると、自ら前進していくのです。決めつけたり変なアドバイスをすると自己防御したり反抗するので、前向きな変化を妨げます。だから役に立つアドバイスとかは不要」
→話を聞いてる時は必死に自分の経験と照らし合わせてなにを言おうか考えてたけど、言わなくて良いのですね。逆に自分が相手に相談して、的外れなアドバイスをされるとモヤモヤしたり自分を否定されたりするような気持ちになるというのも共感しました。自分も気をつけないとなぁ。
「心の姿勢は2つしかない。
あたたかいこころ(作中ポカポカとも呼んでいた)、怖がってる心。自分で選べる。」
→なるほど、この考え方も斬新だった!心配性だし、何でも怖がって考えてしまうことが多いので、ポカポカを心掛けたい。
「心を平和にするには、どこかで自分の正しさを手放す必要がある。これは自分が間違っていると認める訳ではなく、「誰にとっても、その人なりの正しさがある」と認めること。正しさのレベルで相手を変えようとしない。」
→自分のやり方に文句をつけられた時などムカッとする時に、思い出したい方法。いつまでも思い出してはムカムカしてしまう時があるので、「自分の正しさを手放す」という表現は新鮮でした。
前作の『それでいい』よりもストンと腑に落ちる所がおおかったのですが、前作だと「嫌なことはいやと言いなさい!」と書かれていたけど、本作では「言い返さない」とあったのでちょっと混乱しましたが。(前作は対人療法で今作はAH(=心の姿勢の取り組み)に対する本なので、解釈の仕方が違うのでしょうが)
その点を差し引いても、今の私には為になる本でした。聞くではなく、聴くを意識してみようと思います。
Posted by ブクログ
相手が喋る時に自分の考えが入ってくるから疲れてしまう。自分の考えを置いておいて、相手の話に集中することで、相手も自分も心地よくなれる。
Posted by ブクログ
話を聴く→自分の思考や評価が湧くたび脇において、相手に集中して聴く。
アドバイスは「現状否定」と同じ。
相手もモヤるし、自分も疲れる。
自分が心穏やかで聴いてあげる事で、周りも穏やかでいられる。日向ぼっこの気持ち。
相手を変えようとすると相手も自分も疲れる。心穏やかに聴く。相手も穏やかになる。安全な状況に置かれるとその人の力がでてくる。人は自分で迷路を抜け出す力を持っている。
「ただ話を聴くことしかできないけどいい?」
ネガティブな気持ちは自分に危険を知らせてくれるから大事だけど、長時間かかえる必要はない。
怒りは困ってる信号と思えば、相手の怒りに引きずられない。
心に波風が立った時
うけいれる「いま 怒っている
↓
みとめる「人間だもの 怒るのもしかたない
↓
自分に正直「怒っているのは現実
↓
えらぶ「怒りを引きずる?パフェ食べる?
↓
つながる
↓
現在 ポカポカ
Posted by ブクログ
<ポイント>
・人の話を聴くときは、何か思考が浮かんだら気づき、その思考を脇に置く。その繰り返しを行って、相手の現在に集中して話を聴く。
・話をするときは、「私」を主語にする。
<ピックアップ>
〇ネガティブ思考がでてきたら、「今はそれでいい」と認める。これでいいんだと思えると、前に進める。
〇ショックなことがあっても、今はあれが精一杯自分のできることをやったから、しょうがない。今はそれでいい。
〇人と関わることで一番大事なことは、聴くことである。
〇人の話を聞いて疲れるのは、頭で整理しながら聞くから疲れる。
〇疲れない聴き方とは、「ありのまま」を受け入れる。「よい」「悪い」の判断もなし。話してくれた相手に感謝するという感じで聴く。
〇相手の話を聞きながら、「相手のためにならなくちゃ、どういうアドバイスを言ってあげたらいいのか。。。」と必死に考えいている、それは「自分の思考」。自分がどうしたらいいか?という「自分のこと」である。人は相手の話だけじゃなく、それより多く自分の考えも聞いている。アドバイスをもらってもモヤモヤする。
〇人の話を聴くときは、何か思考が浮かんだら気づき、その思考を脇に置く。その繰り返しを行って、相手の現在に集中して話を聴く。
〇話をするときは、「私」を主語にする。
〇自分が今どういう気持ちでいたいのかを選ぶのは自分自身である。
〇不機嫌な相手も、相当困っているんだなとみることができる。
〇心を穏やかにする方法
→怒り
→受け入れる。今、私は怒っていると受け入れる
→認める。でも、人間だから怒るのも仕方ない。
→自分に対して正直にある。ひどいことが起きて自分が起こっているのは現実だと認める。
→選ぶ。このまま引きずって起こっていいのか。それとも怒るのをやめておいしいスイーツを食べるのか?
→つながる。聞いてくれる相手がいたら、話す。
→現実に戻る。
〇昔もこの先も、今とは関係ない。怒りは困っているという危険信号。自分が怒ってしまったら、今、私は困っていると思う。怒っている人を見た時も同じ。
〇「なるほど」のポイントまでとにかく聴く。
〇仕事で関わる人は、仕事がうまくいく程度の関わる相手。
〇あらゆる感情が、その状況が自分の心や存在にとってどいう意味を持つか、を教えてくれるもの。ムカッとするのも当然だよねって思えば、簡単に手放すことができる。
〇自分がムカッとしたのは、相手が何らかの行動をとったから。行動と人格はくべ宇したほうがずっと楽に生きていける。
〇自分は相手の自由を尊重する。相手を変えようとしない。でも、それが今の自分を傷つけるのであれば、距離を置く。