【感想・ネタバレ】明治撃剣会のレビュー

あらすじ

魂消える、作品集。
語り草となった太刀風がよみがえる、剣豪小説の醍醐味をいま再び!

明治七年、和歌山へきた撃剣興行一座の一番の遣い手に賭け試合を挑まれた旧幕臣の腕の冴えを描く表題作ほか、著者が剣豪作家として活躍する契機となった、現代の道場破りに息を呑む「孤独な武者振り」、新撰組外伝といえる「祇園石段下の血闘」など全八篇。太刀風鋭い剣技描写が光る、新鮮で骨太な作品集。

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Posted by ブクログ

津本陽の明治もの短編集。
津本作品の読後の余韻が好きだ。
例えば「隼人の太刀風」の怒涛のラストシーンから最後の一文への流れ方。
あるいは表題作「明治撃剣会」のラスト。
「橋本皆助の奮戦」の最後の土方のセリフなどは思わずゴクリと唾を飲み込ませるほどである。

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2010年05月28日

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