【感想・ネタバレ】グアムの探偵のレビュー

あらすじ

グアムでは探偵の権限は日本と大きく異なる。政府公認の私立調査官であり拳銃も携帯可能。基地の島でもあるグアムで、日本人観光客、移住者、そして米国軍人からの謎めいた依頼に日系人3世代探偵が挑む。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

グアムを舞台に日系人の祖父、父、孫の探偵たちが、事務所に持ち込まれたり、孫であるレイが巻き込まれたりした事件を解き明かしていく短編集。日本とは違い探偵も一部の捜査権限が与えられているグアムという舞台ならではの話が多く、グアムという場所が活かされている。一見無関係に思える描写もキチンと伏線になっているのが見所。

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2019年08月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

短編のグアムの探偵小説が5話収録されています。
いずれのお話もめまぐるしい展開と意外な方向へ転がる話に読む手が止まりません。

短編のタイトルは次の通りです。
1話 ソリッド・シチュエーション
2話 未明のバリガダハイツ
3話 グアムに蝉はいない
4話 ヨハネ・パウロ二世は踊らず
5話 アガニアショッピングセンター

なぜグアムの探偵とグアムがタイトルについているのか気になりましたが、なるほど探偵という職業に対する権限がアメリカならではなことに驚きました。

5話の話は、それぞれ独立した短編ですが、できれば最初から順を追って読んだ方が、登場人物の家族構成や性格が最終話に向かって理解が深まり、小説の面白みが増すと感じました。

タイトルを見るとどんな話なのかなー?と色々と想像力を膨らませることができますが、読み終わるとなるほどだからこのタイトルなんだ!と腑に落ちます。

グアムという土地柄、気候、お国柄が小説に良く生かされていました。
安近短で行ける海外旅行先ですが、やはり海外。
安全で治安がいいというのは、観光で宣伝されている面だけなのだと小説を読んで驚いた箇所でもあります。

松岡圭祐さんの本は読むと新しい発見や知識がつくので毎回楽しみにしています。

2巻、3巻と続きを読むのが楽しみです。

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2019年08月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

新シリーズっぽい。

グアムを拠点にした私立探偵の話。短編なのでどれも読みやすい!探偵もの得意だね笑。次巻も読みたい。

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2018年12月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

日系アメリカ人ゲンゾー、その息子のハーフであるデニス、そしてクォーターのレイ。グアムの三世代探偵の活躍を描く。
探偵といっても政府公認、刑事事件に関与も可能、拳銃の携帯も許可されている。

誘拐された女子大学生
新婚妻につきまとうかつての同級生
引き篭もった海軍士官
日本人が経営する店の強盗
移住してきた家族の息子の行方

大型ショッピングモール、ホテルロード、シャトルバス。青い海と温暖な気候、観光客の賑わい。
その影にも人の生活があり、事件がある。
子育てのルール、スラム、米軍基地。
日本の常識が当てはまらないことも多々あり、そこも、魅力。
移住って憧れるけど、きちんと学んで行かないと怖い。
そしてSNSのいろんな面の怖さ。

それにしても、あー、旅行行きたい。

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2020年07月09日

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