【感想・ネタバレ】真説・佐山サトル タイガーマスクと呼ばれた男のレビュー

あらすじ

プロレス界最大のアンタッチャブル―― 総合格闘技を創ったタイガーマスクの真実! 1980年代前半、全国のちびっ子を魅了し、アントニオ猪木を凌ぐ新日本プロレスのドル箱レスラーとなったタイガーマスクは、なぜ人気絶頂のまま2年4ヵ月で引退したのか? UWFにおける前田日明との“不穏試合”では何が起きていたのか? 自身が創設した総合格闘技「修斗」と訣別した理由は? 現在も「21世紀の精神武道」へのあくなき追求を続ける佐山サトルは、その先進性ゆえに周囲との軋轢を生み、誤解されることも多かった。謎多きその素顔に『真説・長州力』の田崎健太が迫る。佐山サトル本人への長期取材に加え、前田日明、長州力、藤原喜明、中井祐樹、朝日昇ら多数のプロレスラー、格闘家、関係者の証言で綴る超重厚ノンフィクション。“孤高の虎”の真実が今、明かされる!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

初代タイガーマスクとして一世を風靡した
佐山サトルの評伝。著者の田崎健太とは、あの「真説・長
州力」を書いたノンフィクション作家。あの本の好き・嫌
いはともかく、取材力に関しては確実に信用出来る仕事人
であることは間違い無い。

・・・いやぁ、凄かった。
まずハードカバーの単行本で500ページを超える物量だけ
でも凄い。これに加え、佐山本人や周辺の人々に丁寧に取
材がなされており、いい加減な記述・断定的な記述の類い
が一切無い。内容に関しては、これまでいろいろなところ
で書かれてきた初代タイガーや佐山のエピソードとほぼ相
違なく、誤解を恐れずに言うのなら、壮大な「まとめ」を
読んでいる気分。だけど・・・。

もし田崎さんで無い人間が「まとめていた」のであれば、
そんなこととっくに知ってたぜ!的な、妙な否定を伴った
感想しか出てこなかった気がする。キッチリ仕事の出来る
作家さんが書いてくれるからこそ、僕らが特別な感情を持
たざるを得ない「唯一無二の存在」の物語を楽しむことが
出来た、と思う。田崎さん、本当に感謝します。

そして改めて、佐山サトルという男の「天才ぶり」を思い
知った。その上で、佐山サトルというプロレスラー・格闘
家が、今の僕にどれだけの影響を与えてくれたのかも再確
認出来た。

タイガーマスクに熱狂したこと、旧UWFでゾクゾクしたこ
と、シューティングで「恐ろしい競技が始まった」と感じ
たこと等を昨日のことのように思い出す。何より、本人の
意には沿わないのかもしれないが、僕が変わらずに大好き
なプロレスの世界に戻ってきてくれた佐山には、本当に感
謝しか無い。

願わくば、今後の佐山サトルの人生に正当な評価があるこ
とを望む。佐山サトルの存在に人生を変えられた人間は、
本当にたくさん居る筈なのだから。

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2018年08月24日

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