【感想・ネタバレ】もものかんづめのレビュー

あらすじ

「こんなにおもしろい本があったのか!」と小学生からお年寄りまでを笑いの渦に巻き込んだ爆笑エッセイの金字塔!! 著者が日常で体験した出来事に父ヒロシや母・姉など、いまやお馴染みの家族も登場し、愉快で楽しい笑いが満載の一冊です。「巻末お楽しみ対談」ではもう一度、全身が笑いのツボと化します。描き下ろしカラーイラストつき。

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発売以来、日本中に愛されているエッセイの名作!

さくらももこ先生の日常の出来事を描いたエッセイ。みなさまお馴染みのあのキャラクターたちが登場します。

「『こんなもの買わなきゃよかった』という物をすべて返品したら、総額いくら返ってくるであろうか」。これは作中で最も好きな一文です。「フッ」と笑ってしまう台詞ですが、浪費癖のある私にとっては気になるテーマ。みなさまはどのくらいの金額が返ってくるか知りたくはないですか?

「日々の生活が何だかつまらない…」と感じている方に、是非読んでいただきたいです。
作品の世界観に魅了され、日常を愛おしく感じること間違いなしです!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ちびまるこちゃんをなんとなくアニメでしか見たことない自分は、小学生でないまるこがそもそも新鮮で、エッセイ自体もかなり愉快で、本当にさくらももこさんは面白い人だなと改めて感じた。時代を少し感じたりできるところが地味に気に入っているポイント。一番笑ったのは、露出狂がでて警察への動揺しながらの通報で、本当に声出た。

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2025年11月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

文章を読んで、「ふっ」と笑うことはあっても、
「あはは」と笑うことはなかなかない。

ただ、この「もものかんづめ」は、
「あはは」の宝庫なのだ。


あの「ちびまる子ちゃん」の作者、さくらももこが描くエッセイ第一作目。
「コジコジ」を含め、ユニークなキャラクターや個性を生み出す、さくらももこがどのように日常を捉えているのか、そんな一瞬一瞬が垣間見える本作。

エッセイの醍醐味とは、"皮肉"だと思っていたが、
確かに皮肉も聞いているが、
ひとことでこの作品を表すのならば「世界一笑える独り言」なのだ。

確かに「ちびまる子ちゃん」を例に、本作も個性的な性格の持ち主たちが突飛な行動をし、それが面白いといった側面もあるだろう。しかし、著者の視点は非常にユニークなものだ。

単に冷笑するのではない。身をもって体験もする、そして何より著者自身にその時々の熱さがある。
だから、彼女はエッセイといういわば冷笑や皮肉をする側の視点を売りにする舞台において、彼女自身をその対象に据え、さらにそれを俯瞰してみている。

彼女のエッセイが単なる皮肉で止まらないのは、
そうした彼女自身の欲望への忠実さと情熱にある。


巻末においては著者と哲学者の土屋賢二氏との対談が掲載されている。もちろん、このエッセイ自体にも著者のイズムが凝縮されているが、"生きたさくらももこ"という点で見れば、この対談ほど彼女を表しているものはないだろう。

何より、意志が強い。ただそれは熱すぎるわけではない。他人を導くような、熱い指導者のような意志ではない、満ち溢れる自信によって彼女の意志は構築されている。ただし、エッセイのような冷却機能を持ち合わせている。
生きた著者はどこか熱さが全面に出るようだが、エッセイという舞台により、適度な温度に冷却され、
この作品が適温となって我々に提供されている。

土屋氏の言いたいことはよくわかる、
そもそもそんなに自信のある人はいない、
人の意見は気になるし、自分のことを「ダメなのでは」と思うものだ。
そんな中で著者に出会った暁には、私なんかは気圧されてしまうだろう。

しかし土屋氏はそれを哲学という道に昇華させたのかもしれない、そうした中での2人の対談は非常に興味深かった。

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2025年10月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

皆さんご存知のアニメ、ちびまる子ちゃん。
日曜日の定番アニメで、とても面白いですよね。
子どもの頃は「まるこ〜…!!なんかやだ!!」なんて思いながら見ていましたが、今では「あー…まるちゃん、そんなことしたら怒られるよ〜」なんて思いながら見ています。

そんなまるちゃんの、本当のお話。
まるちゃんとたまちゃんは親友ではなかった…?
まるちゃんと友蔵さんは仲良しではなかった…?
まるちゃんのおうちは本当は……

アニメのちびまる子ちゃんは「もしも、まるこが
○○だったら…」なんてもうそうも踏まえて作成されていたそうで、それを知るのもまた良かったです。

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2025年10月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【あらすじ】
16歳で水虫になってお茶っ葉で治った話、整体や吸角を受けた話、短大1年の時に健康食品売場でバイトした話、17歳の時に睡眠学習枕を38000円で購入した話、祖父が高2の時に老衰でなくなった話、変質者にあった話、盲腸になった話、高1の時のHR委員親睦会という合宿の話、芸能人や架空の男性に恋い焦がれて書いた詩の話、OL時代の宴会芸の話、スズムシを飼った話、銭湯の話、金持ちの友人達の話、週刊誌に載った話、結婚するときの話、等々。
【感想】
マンガに記載されてる内容もあって面白く読めた。巻末の、お茶の水女子大の土屋教授との対談でもあったけど、本当にさくらさんは面白い経験や個性的な人達との交流が多いと思う。大人になってからの色んな話も聞いてみたかった。

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2025年09月28日

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