あらすじ
「こんなにおもしろい本があったのか!」と小学生からお年寄りまでを笑いの渦に巻き込んだ爆笑エッセイの金字塔!! 著者が日常で体験した出来事に父ヒロシや母・姉など、いまやお馴染みの家族も登場し、愉快で楽しい笑いが満載の一冊です。「巻末お楽しみ対談」ではもう一度、全身が笑いのツボと化します。描き下ろしカラーイラストつき。
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発売以来、日本中に愛されているエッセイの名作!
さくらももこ先生の日常の出来事を描いたエッセイ。みなさまお馴染みのあのキャラクターたちが登場します。
「『こんなもの買わなきゃよかった』という物をすべて返品したら、総額いくら返ってくるであろうか」。これは作中で最も好きな一文です。「フッ」と笑ってしまう台詞ですが、浪費癖のある私にとっては気になるテーマ。みなさまはどのくらいの金額が返ってくるか知りたくはないですか?
「日々の生活が何だかつまらない…」と感じている方に、是非読んでいただきたいです。
作品の世界観に魅了され、日常を愛おしく感じること間違いなしです!
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Posted by ブクログ
とてつもなく面白かった…。
日常をこれほど面白く書けるなんて、どんな風に世界を見て生きていれば可能なんだ?と思った。
さくらさんの家族は、「ちびまる子ちゃん」でも描かれているように、とても個性的だ。
でも、漫画になっていない、有名でないそこら中にいる人たちだって、みんな個性はあるはず。
人が生きる日常の中には様々なドラマがあって、普段はそれを見落としているというか、視界には入っているけど意識できていない、という感じがした。
こんな言葉があった。
> **こうしてみると、私の人生ムダだらけだと思っていたが、ムダな事こそネタに使えて大切なものだと、恥かしながら我が人生に光明あり、の気配を感じている。(p104)**
>
さくらさんは、自分がだらしない人間であると度々言いつつも、それを本気で悪いと思ってはいないとも言っている。
「別に物を盗んだり、人を傷つけているわけではないのだから」と。
だから学校でも家でもよく怒られていたらしいが、それでも飄々としていたようだ。
そんな風に自分を持ったさくらさんだから、日々のあれこれの中からネタを見つけられるし、こうして作品にできたのだろう。
しかし、今までこれほど楽しいエッセイを読んだことがなかった。
これからさくらさんの本をたくさん読もう。
Posted by ブクログ
エピソード全てが面白かった。
画一化された"学校"という組織の中で生きる時間は非常に苦痛である。学生の頃は「そういうもんだ」と思って過ごしてきたが、そういうもんの外に出た今、意味のない抑圧が多すぎると痛感する。
Posted by ブクログ
言わずとしれた「笑えるエッセイ」の頂点(?)。たぶん昔読んだことがあるが、ちゃんと読んどこうと思って再読。
普段ウケ狙いの文章では冷めてしまうことの多い私だが、声を出して笑うこともあった。
小手先で面白い言葉を並べるのではなく、すでに「構造」が面白いと言うしかない話が多々ある。
例えば睡眠学習枕を買った話。睡眠学習枕を買うところまではバカバカしいながらも無くはない話。しかしその後代金10回払いの9回まで払って急に支払うのが嫌になり、踏み倒そうと督促が届いても数カ月無視をし続ける。
ありえない話で本当に面白い(最終的に法的手段に訴える旨の警告状が届き渋々支払うが、この警告状も届いてから開封まで数カ月無視している)。
この人にしかないと思われるバカバカしい体験談を、恥ずかしげもなく、鮮やかな筆致で書き上げるエッセイは唯一無二なので、頂点に君臨してるのも頷けるなぁと思う。(私が勝手に玉座に頂いてるだけだが。)
Posted by ブクログ
本を読んではじめて声に出して笑った気がする。
一番気になったのは、さくらももこさんがどうしても階段をちょうど右足で登り切るという習慣を持っているということだった。変な習慣だなあ、と思ったと同時に自分にもそういう一面があるのかもと思った。いやきっとみんな持ってるに違いない。
もう一つ気になる言葉に「その人の人生はその人しか分からないし、その人個人の考えに他人が介入する余地はない」というものがある。SNSで他人の思考や生活を覗ける世の中でこの言葉は突き刺さるなあと思った。