あらすじ
その強さには偶然ではない理由があった。
偶然を演出するプロがいる――。そんな都市伝説を聞いたことはないだろうか?
JR錦糸町駅から徒歩数分、古びた雑居ビルの中にある「オフィス油炭」。表向きは探偵事務所だが、ここに持ち込まれる相談は少し変わっている。
この日の依頼は「出会いの演出」。それも人気映画と全く同じシチュエーションで“たまたま”二人がすれ違うというのがクライアントからの要望だ。
アクシデントディレクターの水氷里美は、社長である油炭の指示のもと、かわいいけれど超強い女子中学生・クロエとともに難易度の高いミッションに挑む。
一方、クロエは日本中の優秀な子どもたちを集めて行なうという政府プロジェクトのメンバーに選ばれる。しかし、プロジェクトの裏には偶然屋にとって因縁の相手である“仏”の影が見え隠れして……。
悪魔のような男の手により、またしても惨劇は起こってしまうのか!?
大人気ミステリー、待望の続編!!
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Posted by ブクログ
偶然屋の続編面白かったです!
今作はクロエの過去と教育実習で仏と同じ班だった砂見の話がメインでした。
人間は洗脳されると恐ろしい事件を起こす可能性があるんじゃないかと思ってしまう様な内容で最終的にどうなっていくのかが気になって一気に読みました。
仏を捕えていないので第3弾もあるのではないかと思う終わり方でした!
Posted by ブクログ
シリーズ第2弾。
スーパー中学生クロエの過去の話は面白かったけど、前作よりも偶然屋要素は弱くて、仏の影はチラつくもののまだ踏み込みきれない感じ。
さらにディアブロのことにまで風呂敷が広がってしまって、いつか回収されるんですよね…?笑
日常と荒唐無稽さのバランスが七尾作品っぽい!
Posted by ブクログ
偶然屋1とは作風が異なる。ミステリー要素が強かったんだけど、この小説にはそんなこと期待してなかった。「偶然を演出する仕事」はどこへやら〜。まぁ、内容は好きだけどね。
Posted by ブクログ
偶然を演出してくれるプロがいる。そんな依頼を請け負う「オフィス油炭」はクライアントの望む「偶然」を演出する…
普段の偶然屋の話から、一気に過去のクロエの話になり、まさかこんなにサバイバルな展開になるとは思いませんでした。
クロエは過去に、唯一友人の様に思っていたエマと対決しクロエは組織を抜け出すが、エマとの再会がこんな残酷だったとは…
予想もつかない展開で、まだ仏との対決も残っているので続編を待ちたいと思います。