あらすじ
▼第1話/筍▼第2話/湯▼第3話/冬瓜▼第4話/蒸▼第5話/豚▼第6話/包▼第7話/粥▼第8話/熊掌・前編▼第9話/熊掌・後編▼第10話/羊▼第11話/龍井蝦仁・前編▼第12話/龍井蝦仁・後編▼第13話/雛鳥▼第14話/清蒸●主な登場人物/沈夫人(劉家の奥方。美味しい物が大好きで、わがままな女性)、李三(沈夫人に料理の腕をかわれ、劉家で働いている。気が弱い)、愛蓮(沈夫人の身の回りを世話する女性)●あらすじ/沈夫人に買われた李三が、料理人として劉家にやって来てすぐのこと。恩を返すという意味でも、美しい夫人に喜んでもらおうと、李三は初物である筍の料理を作ることにした。そこに沈夫人の小間使いである愛蓮が料理を取りに来たのだが、そこで、前任の料理人が筍料理を作ったために夫人の怒りを買い、指を切られたという話をし始めて……!?(第1話)●本巻の特徴/各話で、李三の作る料理の数々をレシピ付きでご紹介。腕に覚えのある御仁は挑戦してみてはいかが?
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おいしそう
とんでもなく手間と時間がかかっている絶品中華調理。普通に暮らしていては食べることのない料理なので、どんな味なんだろうとヨダレを垂らしながら読んでいる。夫人は意地悪だけど愛のある意地悪かな?
Posted by ブクログ
異国情緒。
とにかく美味しそうな料理。
美しいドS婦人。
夫人の難題をどう解決するかというミステリ展開。
すべてが楽しく、完璧な漫画ではないかと思っている。
中国の名家劉家の奥様・沈夫人はとても食べるの好きな人だった。
劉家に新しく入った料理人・李三の才能をいち早く見抜くが、そのドSな性格で毎回李三に無理難題を申し付ける。
しかし素直な李三は美しい奥様が自分を苦しめるはずがないと、毎回奥様のためにできる限りの料理を作る。
特に沈夫人が姉と首飾りをかけて、お互いの料理人に勝負させるという回がいい。
首飾りの持ち主である叔母が抱えていた料理人・周仲は、素晴らしい腕だったが年で料理を作れくなった。
勝負として、その料理人の十八番だった龍井蝦仁(ロンジンシャーレン)を作ることになる。
しかし完璧に作ったはずの李三の龍井蝦仁に叔母は納得しない。
実は叔母は味覚を失っており、その料理人・周仲は自分の主人が老いたことを悟らせないため、料理人の座を辞したのだった。年老いた叔母をいまも美しいとあがめる周仲は、李三の未来を見ているよう。かわらぬ忠誠心に胸を打たれる。
のだが、そんなことより龍井蝦仁がすごくおいしそう!
10年前の漫画なので、現在の読者が読むとちょっと沈夫人がひどすぎるということになりそう。
深巳琳子は『他人の家』も面白かったが、「嫌なのに嫌と言えない」絶妙な関係の中でのやりとりが、本当にうまい。
もっとたくさん描いてほしい。
Posted by ブクログ
この作品は絵が上手く料理が非常に美味しそうに見える。内容的にある種ソフトSMといえる内容で、精神的にいつも一杯一杯な李三に同情しつつも失笑を禁じえない。また、舞台が昔の中国とあって全体に流れる雰囲気に独特の優雅さと素朴さがあるので年配の方にも好まれるのではないかと。まぁ、掲載誌もその辺りがターゲットのようだし、新聞等の書評で絶賛もされているようなのでとっくに好評なのかもしれないが
Posted by ブクログ
料理を通してのSMプレイ??新しい形態の料理漫画。意地悪される事は、M人にとっての優しさ&励ましなんだな。続編の「沈夫人の料理店」もすごく面白いです。(Fuji)
Posted by ブクログ
冬瓜スープ作ってみた。干貝柱高いから干蝦にして味覇でレンジですが美味かったよ!内容は正しいSとMの上下関係…というと語弊がありそうですが食い意地の張りつめた奥様と下僕体質の料理人の料理まんが。
Posted by ブクログ
既刊3巻。究極の言葉攻めまんが。一巻を読み終える頃にはすっかり李三いじめが楽しくなっているかと思われます。個人的に料理と話の組み合わせ方がなかなか新鮮かと。
Posted by ブクログ
食べることの大好きな沈夫人と小心な天才料理人のSM的主従関係。李三は奥様に褒められたり、蹴落とされたり、天国と地獄を行ったりきたりです!でも本人はいじめられてるとは思っていないので・・・笑。純粋でおバカな李三が好きです。
私も奥様の身になってみたいと思うのはSっ気があるってことかしら。