あらすじ
恋に生き、切なさに、嫉妬に、美しさに涙する――
日本文学最大の傑作が、明瞭な完全新訳で甦る!
<原文に沿いながらも現代的な自然な訳文で、もっとも読みやすく美しい角田訳の誕生。
上巻には、第一帖「桐壺」から第二十一帖「少女」まで、たっぷり二十一帖分を収録!>
解題=藤原克己(国文学 東京大学)
解説=池澤夏樹
月報=瀬戸内寂聴 大和和紀
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
源氏物語は古典の授業で読んだくらいで登場人物もよく分からない状態で一念発起して読み始めたけど、章ごとに相関図がついていたりして、文章も易しくてすらすらと読める。
あとがきで訳の角田光代さんが「物語世界を駆け抜けるみたいに」とおっしゃっているが、まさにそんな感じで読める訳になっていてすごかった。註がついていないので当時の風俗や役職の事がよくわからなかったりするのだが、それも「駆け抜ける」ためにあえてそうしているのだろう。とにかく先に進みたいので、調べることもあまりせずに読み進めてしまった。
しかし、なんだかんだと言いつつ誘拐から強姦までやりたい放題の光君、しかしイケメンで仕事も芸も歌もできるのでなんか許されてちやほやされまくる。嫁を集めて一か所に住まわせちゃおう、という帝みたいな発想は許されていいものなのか。もはやイライラを通り越して笑えてくるくらいだが、そんな光君に振り回される女性たちのそれぞれの思い悩みようは生々しくてかわいそうになる。六条の御息所の生霊になるまでの妄念、明石の君が京に来る来ないでうじうじ悩み続けてるところ、紫の上が光君の浮気性をいつも結局許しちゃうところ、反対におおらかな花散里や末摘花とか、性格の違いが出ていて面白い。
あと、平安の人々ってみんなものすごく泣く。全体に藤壺女御と光君の過ちと死のにおいがどこか漂っていて暗いこともあるのだが…。歌でさっとやり取りをしたり、四季折々の美しさを常に意識していたり、当時の人々の感性の豊かなことを感じる。この先が楽しみ。
Posted by ブクログ
2021113
ずっと読もう読もうとしていてやっと読み始めました。誰訳かも含めて。
4月に友人と感想を言い合う予定でよんでて楽しいです。よめるかなぁ〜
そして、すでに身分制度と今も変わってない女性の地位の低さにうんざりしてる。和泉式部日記のラジオ古典購読も並行して、きいてます。
20210126
ひとまず読み終わりました。643p。
光の君の恋物語。
なんでも許される人。
藤壺や桐壺や朧月夜や明石の君なんかは完璧すぎて、末摘花や花散里がでてくることで当時の人たちは自分もいつかって喜んだのかなぁ。なんて。
六条御息所が夕顔や葵上に取り憑く生き霊のところとかちゃんとはじめて読みました。
須磨に流された時、何の罪も犯してないっていってて、右大臣一派が病気になるんだけど、そうかなぁ。
まぁ、あとで藤壺との秘密が自分に返ってくるんだけど。
天網恢恢疎にしてもらさず、か。
当時は一夫多妻制で天皇の皇子である光は好き放題に見えるけど、どれくらいの頻度で女たちにあいにいつたんだろう。そして筆マメだなぁ。
紫の上にお子が出来なかったってのがなー。
3巻ある内の1巻目だけど一番ヒカルが栄華を極めるしょうで、角田さん訳狙い通り読みやすかったです。たいした思いもなく訳されたってのもとってもわたしには良かったです。
さて、中をよむかな。