【感想・ネタバレ】事故物件怪談 恐い間取り2のレビュー

あらすじ

「自分の部屋に入るのが怖くなる……」――実話を揃えた怪談集!

事故物件とは、前の住人が自殺・殺人・孤独死・事故などで死んでいる部屋や家のこと……。
そんな事故物件を転々としている「事故物件住みます芸人」の松原タニシが、実際に体験&取材した不思議な話をすべて間取り付きで紹介するベストセラー・ノンフィクション。

◎ 頭が振り子のように痙攣する部屋
◎ 黒いシミのある部屋
◎ 右足だけを引きずった跡のある部屋
◎ 離婚する部屋
◎ 関わると死ぬ部屋
◎ 不思議な映像が撮れたライブハウス
◎ 押入がいつも濡れている部屋
◎ 家族が豹変する部屋
◎ 新しい店が入ってもすぐに出て行く居抜き物件
◎ 殺人事件が起きた廃旅館にあるお化け屋敷
◎ 捨てても捨てても部屋に戻ってくる恐い絵
◎ 遺品整理業者の倉庫
◎ 取り替えても電球が切れてしまう部屋
◎ 美人の幽霊が出る旅館
◎ 人型フローリングの部屋
◎ 二度死ぬ部屋
◎ 魔除けに囲まれた部屋
◎ 新潮社クラブ
◎ 夫が自殺した部屋
◎ 全滅旅館
◎ 立入禁止の二階
◎ 父親孤独死の部屋 etc

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Posted by ブクログ

ネタバレ

・事故物件二軒目その後
タニシ氏が聞いたドアノブガチャガチャは、事故物件を作った犯人ではないが謎のまま。でも、2023年にはまた娑婆に出てくる。そこが怖い。未来の現象かもしれない。
・新潮社クラブ
「水商売」の本来の意味を知るきっかけになった。
・板張りの部屋
冒頭の2行が良いと思う。

0
2021年08月01日

ネタバレ 購入済み

あっという間に読める

怖いけど読み進めてしまう、怖いけどなぜかあったかさもあり、あっという間に読めてしまいました。

0
2020年11月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

新しい部屋から前作の事故物件の後日談もあって楽しめました。写真が生々しくて怖さ倍増。タニシさんが全てを失うといわれている年が来年に迫っている、いったいどうなってしまうのか

0
2020年08月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前巻より面白いし怖い。前巻の部屋のその後や他の人の体験談も怖い。
怪異があるのに長く住んでいたり、引っ越しても別の事象が出るが迷惑がっても怖がらない人がいる。霊感が強いのに鈍感なのだろうか、たくましい。
沖縄の御嶽をつぶした家は何かあるに決まっているだろうと思ってしまう。なぜそこにアパートを建てようと思ったのか。
ドラマーは幽霊を見ないというジンクスがバンド界隈にはあるらしい。この人の家は本人に何も起こらなくても周りの人に不幸がある。それを承知で友人に貸して大丈夫なんだろうか。
全滅旅館の話が壮絶。本人は健やかに過ごしてほしいと思う。
孤独死した父の部屋に泊めてもらった話。残ったものは全て捨てていいと言われてはいたが、天袋から見つかった七五三衣装は報告した方が良かったのではないだろうか。知らなかっただけで引き取りたかったかもしれない。着てしまうのは悪趣味だな。もともとの性格なのか感覚が麻痺してきているのか。
周りから見るとおかしい状態なのに本人は気づかないというのは、一種の洗脳状態なのかもしれない。

0
2021年03月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前作に引き続き、短編で読みやすい。
そして一気にゾクっとさせるオチ。
自分が体験したことや聞いた話をそのまま書いているわけだから、いくら脚色さへていたとしても怖いものは残る。
前作で触れていた事故物件のその後が書かれていて、思わず前作と今作、行ったきり来たりしながら読んでいた。

中でも二軒目の事故物件の話と松原タニシによる後書きの言葉が良い。
前者では犯罪を起こした人が社会でどうあるべきなのか、国家は何もしてくれない現状と法律の穴を見事に指摘しており、こういうことを本にできるのは松原タニシのありのままを書くスタンスが結んだ結果だと思う。
ホラー小説を読んでいると思ったら社会の問題にも触れている。
それが本当に素晴らしい。
松原タニシが前作と今作で触れたような悍ましい事件が起こっていて、今の法律のままで十分なわけがない。
私達はどうすれば良いのか、何を考えれば良いのか。
これからじっくり考えていきたい。

そして何より心を動かされたのは松原タニシの後書きである。
「死者と向き合うことは人と向き合うことと同じなのかもしれません。」
そこまでは分かるが、その後の
「だから逆に言えば、向き合わなくても良いんです。人と向き合わないのもその人の生き方だから。」
という言葉にとても心が軽くなった。
むしろ解放されたと言っても良い。
例えば映画で言うと『マンチェスター・バイ・ザ・シー』が2時間かけて語ったテーマを松原タニシは後書きでさらっと言ってのけたのだ。
素晴らしかった。
ホラー小説を読みたい!と手にしたが、最終的に人の生き方死に方とそれらとの向き合い方に帰結するなんて。

素晴らしい読書体験だった。

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2021年01月24日

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