【感想・ネタバレ】感動経営―――世界一の豪華列車「ななつ星」トップが明かす49の心得のレビュー

あらすじ

世界一の列車ななつ星トップが明かす49の感動経営の心得。最高競争率317倍のななつ星をどう作り、お客さまをどう感動させるか。「カンブリア宮殿」出演で話題沸騰!赤字300億円から黒字500億円へ!感動、躍進、飛躍。ホテルも流通も不動産も建設も外食も農業も鉄道もすべて8年連続増収!なぜ躍進し続けるのか。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

JR九州及びその子会社をもれなく黒字化した著者。
こういうリーダーに率いられると部下は間違いなくついて行くと思う。
・ななつぼし抽選倍率316倍 一切コネは通用しない
 当選者にはツアー前までに20回の電話が有り、気分を盛り上げる。当選後最初の電話 すべてのスタッフが拍手する。
・寿司職人は寿司を握るとき、必ず空腹にしておく。満腹だと自分が食べたいと思わない。早朝から14時迄何も食べず握り続ける。
・氣が集まる方法 夢見る力/スピード/元気な声/隙をみせない緊張感/よくなろうという貪欲さ
・眠れない夜には、メモを取り考え事を見える化
 朝には頭が綺麗に整理出来ている。
・緊張感のない職員が、外から見える様に壁を取っ払ったら態度ががらっと変化
・管理職手当は、靴代。地域の著名人と逢いまくる。
・クレームすぐ会いに行ってうまくいかなかったためしがない。
・九州新幹線開業イベントを3.11で急遽中止の決断
・教育は、入社すぐの時点が一番重要 マネージャーが初期教育をすべき
・デンソー見学で感動 QRコードも開発した
 講演後に嵐のようなスタンデイングオベーション
・アリババと業務提携
【個人的に印象に残った内容】
・仕事は人を感動させる
・感動のない仕事は仕事ではない
・感動させる仕事は、思いと手間が全て
・全ての仕事は、ひとを元気にするためにある
・仕事ができるひとは感動できるひと
・スキを見せない緊張感は必要
・管理職手当ては、「靴代」
・怒っている相手にはまず近づく
・任せたら、任せきる
・九州新幹線開通CMの感動秘話
・無茶振りを形にした、ななつ星
・いい仕事は、たくさんの人を感動させる

【総評】
自分の仕事に対してのスタンスを、顧みることができた。
JR九州のななつ星の成功事例をもとに、仕事のスタンスについての考え方も
書かれているので、自分の仕事の考え方と比較しながら、読み進めることができた。
何かを成功させるためには、一つ一つ、思いと手間をかけることが大切だと感じた。

#ななつ星 、人生一度は乗ってみたい
#最高級の感動体験が味わえる3泊4日の九州列車旅
#仕事は 、エンターテイナーであるべきだ
#感動を届けたい人 、必読

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2023年08月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

学生時代を九州という地域で過ごし、とても好きになり、
その地域を代表する企業の一つであるJR九州が、”三島会社”と呼ばれながら一部上場を果たしたことが、
他人事ながら誇らしく感じていたので、
JR九州のサクセスストーリー?が読みたかったもの。

以下、印象に残ったところ。
・感動のない仕事は仕事ではない。部下は上司をあっと言わせたいものだし、上司はそれに感心したいもの。(p.6)
・ななつ星で出される寿司はやま中の大将が握る。ランチが終わると大将は在来線に乗って博多に戻る。(p.41)
・スキを見せない緊張感。いい緊張はあらゆる組織に必要。(p.75)
・「プロ野球の球団名の年代別リストには、その時代に輝いた企業名が並ぶ。」(p.105)
・「高度な仕事であればあるほど、自己満足という名の無駄が生じる。」(p.153)
・私たちは皆、社会の風景の一つ。自分もいい表情で歩かねばと心掛ける。(p.167)
・「社員たちは、無意識のうちにトップの本気度を測ろうとする存在である。」→トップが本気なのであれば、そのビジョンを何度も繰り返し語らなければならない。(p.200)
・まちづくりを成功させる10の極意。①安全・安心、②歩く楽しさがある、③食と買い物が楽しめる、④夢を描く、⑤地域共同体の意識をもつ、⑥伝える力がある、⑦物語、⑧デザイン、⑨継続と進化、⑩自分たちが楽しむ。(p.262)
・入社直後はやる気が漲っている。このときは厳しく。「反対に、何のスキルもない人間を最初にチヤホヤしてしまうことほど始末の悪いものはない。」(p.293)

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2019年07月07日

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