【感想・ネタバレ】守りつつ攻める企業―BCG流「攻守のサイクル」マネジメントのレビュー

あらすじ

カイゼンを徹底しながら
イノベーションを起こす!

事業のライフサイクルを考えてみると、誕生から成長、成熟を経て衰退を迎える。
誕生から成長の期間が「攻め」であり、その代表がイノベーションである。成熟から
衰退を「守り」と考えると、その代表がカイゼンである。

事業のライフサイクルは、創業期・成長期は攻めるという行動をとり、成熟期・衰退期は
守るという行動をとるのが普通であり、攻守の切り替えは急にはできない。しかし、
事業のライフサイクル・マネジメントの視点に立つならば、各事業のライフサイクルを
理解したうえで、いかに円滑に攻めから守りにシフトしていくか、そして、いかに
革新的に守りから攻めに転換するかが要諦となる。

本書では、事業のライフサイクルを時間軸でマネジメントする方法を示し、各企業が
「攻めつつ守り、守りつつ攻める」ことができる優良企業になるための方法が明かされる。

成長期・成熟期も終わり、衰退期の真っ只中にいる日本企業は多い。そうした企業に
向けては、「次の攻めの準備」についてが解説されている。成長期にある事業・企業に
「どのようにして守るのか」が解説されている。

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Posted by ブクログ

攻守のサイクルをどう回すか?

→攻めから守りに転じる際には、タイミングと転じる際の総点検が重要
守りから攻めに転じる際には、意識改革とリスクテイク
よい守りとは、PDCAサイクルが回っていて進化していることかつ経営トップのコミットメントがはっきり示されていること
やるべきことを迅速に徹底して行う
攻めの本質はイノベーションの原石の発掘と磨き上げであり、細部までの徹底的なこだわりが重要

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2015年04月18日

Posted by ブクログ

 著者は、ボストン・コンサルティングのパートナー&マネージング・ディレクターである。
 英語のタイトルもあり、そちらは、“THE BCG WAY MANAGING THE ATTACK AND DEFENSE CYCLE THROUGH INNOVATION AND KAIZEN”となっており、こちらの方がわかりやすいかもしれない。
 本書では、事業のライフサイクルをどうマネジメントしたらよいか、その方法が提示されている。
 簡単に言うと、成熟から衰退の段階は「守り」であり、そこではカイゼンが重要な活動になる、そして、誕生から成長の段階は「攻め」であり、イノベーションがカギになる、ということである。

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(目次)
序 章 あなたの会社は守り一辺倒になっていないか
第1章 「攻守のサイクル」マネジメント
第2章 守りの本質
第3章 攻めの本質
第4章 よい攻め
第5章 優良企業の条件
    ――攻めつつ守り、守りつつ攻める

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2018年10月12日

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