【感想・ネタバレ】集団的自衛権はなぜ違憲なのかのレビュー

あらすじ

明らかに憲法違反であるにもかかわらず、強引な手法で安全保障法案が国会を通過しようとしている。政権が暴走し、合理的な議論が困難になっているいまこそ、憲法の原則論が重要となる。80年代生まれの若き憲法学者がその専門知をもとに、安倍政権が進めようとしている安保法制、集団的自衛権行使に対して行う根源的な批判の書。
哲学者・國分功一郎氏との対話
「哲学と憲法学で読み解く民主主義と立憲主義」も収録。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

様々な媒体で発表したものを寄せ集めており、内容が重複する箇所も多いし、専門的すぎて表面だけなぞって読んだところもあるけれど、「集団的自衛権に関する7・1閣議決定とはなんだったのか?」は必読。法解釈には、①基準を立てる作業と、②具体例をその基準にあてはめる作業とがあり、閣議決定は「あてはめ」を変更しただけ。個別的自衛権の行使として正当化できる場合にのみ、集団的自衛権の行使を認めたにすぎない。ただ、首相や外相がその枠を超えるような発言をしているのは問題であり、今後しっかり監視していかねばならない。

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2015年10月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

論理的に説明されている。しかし存立危機事態の解釈が表面的すぎるように感じた。法案が多く一国会で全てを通すというのには無理があるということには同感。違憲か合憲かの話なので必要ないのかもしれないが、個人的には何故諸外国が集団的自衛権を保持しているのかなどもう一歩進んだ解説があってほしかった。

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2015年08月28日

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