法律 - 晶文社作品一覧

  • 集団的自衛権はなぜ違憲なのか
    3.9
    1巻1,100円 (税込)
    明らかに憲法違反であるにもかかわらず、強引な手法で安全保障法案が国会を通過しようとしている。政権が暴走し、合理的な議論が困難になっているいまこそ、憲法の原則論が重要となる。80年代生まれの若き憲法学者がその専門知をもとに、安倍政権が進めようとしている安保法制、集団的自衛権行使に対して行う根源的な批判の書。 哲学者・國分功一郎氏との対話 「哲学と憲法学で読み解く民主主義と立憲主義」も収録。
  • 自衛隊と憲法
    3.5
    1巻1,320円 (税込)
    自衛隊と憲法の関係について関心が高まり、憲法改正に関する議論も活発になった。 しかしその内容は、理性的・合理的な議論とは程遠いものが多い。自衛隊違憲説に 長い歴史があるのと同様、自衛隊を現行憲法の枠内で説明しようとする政府解釈にも 精密な議論の積み重ねがある。改憲の是非を論じるためには、憲法の条文やこれまでの 議論を正しく理解することが必要だ。憲法と自衛隊の関係について適切に整理しつつ、 改憲をめぐる議論についてもポイントを解説。9条をはじめとする、 憲法改正の論点がスッキリと理解できる、全国民必携のハンドブック。
  • 増補版 自衛隊と憲法
    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    ロシアによるウクライナ侵攻により、 世界で軍事的緊張が高まるなか、 「敵基地攻撃能力・防衛能力」「核保有・核共有」 「集団的自衛権行使」などをどう考える? 安全保障政策と憲法9条との関係は? 自衛隊は憲法に明記すべきなのか? 自衛隊と憲法の関係を中心に、憲法改正の論点を歴史的に整理した『自衛隊と憲法』の大幅増補版。ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、ロシアの武力侵攻の国際法的な評価、憲法9条と日本の防衛の関係、「敵基地攻撃能力・防衛能力」や「核保有・核共有」といった、いま注目されているキーワードなどについての補足を追加。さらにコロナ対策にからめての緊急事態条項や、同性婚についてなど昨今の憲法関連のトピックもあわせて解説。 世界に軍事的な緊張が高まる危機的状況のなか、過度な極論に振れることなく、冷静な安全保障議論のための情報を整理する。 【目次】 序章 憲法改正の手続き 第一章 国際法と武力行使 ──第一章補足 ウクライナ侵攻と国際法 第二章 憲法9条とその意義 ──第二章補足 平和のための規定は憲法9条だけではない 第三章 政府の憲法9条解釈 ──第三章補足 憲法9条と敵基地攻撃能力(反撃能力) 第四章 裁判所の憲法9条解釈 ──第四章補足 憲法9条と核兵器 第五章 自衛隊関係法の体系 ──第五章補足 集団的自衛権行使容認の曖昧さ 第六章 2015年安保法制と集団的自衛権 ──第六章補足 自衛隊員の存立危機事態防衛出動命令無効確認訴訟 第七章 自衛隊明記改憲について ──第七章補足 専守防衛と集団的自衛権 第八章 緊急事態条項について ──第八章補足 コロナ対策と緊急事態条項 第九章 その他の改憲提案について ──第九章補足 同性婚と憲法24条 「今回の増補版は、2022年2月のロシアのウクライナ侵攻を受けたものです。ロシアの侵略行為は、世界中に衝撃を与えました。日本でも、ウクライナへの連帯とロシアへの非難が高まる一方、今回の武力侵攻の国際法的な評価、憲法9条と日本の防衛の関係、「敵基地攻撃能力・防衛能力」や「核保有・核共有」といったキーワードに注目が集まっています。そこで、第一版の記述を一部修正するとともに、各章末に、最新の問題や安保法制後の動きを受けた「補足」を執筆しました」(「増補版まえがき」より)
  • ルース・ベイダー・ギンズバーグ
    3.7
    汝、正義を追求すべし――「アメリカの宝」と呼ばれた連邦最高裁裁判官の仕事と人生。 アメリカ連邦最高裁史上2人目の女性裁判官であり、2020年9月18日に87歳で亡くなるまでその任を務めたルース・ベイダー・ギンズバーグ。平等の実現に向けて闘う姿勢やユーモアのある発言で国中の尊敬と支持を集め、ポップ・カルチャーのアイコンとまでなった“RBG"の生涯と業績をたどる。 1970年代に弁護士として関わった性差別をめぐる3つの裁判の記録と、連邦最高裁裁判官として4つの判決で書いた法廷意見や反対意見を自身のセレクトで収載。また、長いキャリアと家族生活について語った最晩年の対談と3つの講演を収めた。RBG最後の著作。 目次 はじめに――本書を読む前に(大林啓吾) 序文 謝辞 イントロダクション 第1章 ヘルマ・ヒル・ケイ記念講演 ヘルマ・ヒル・ケイの思い出に (コラム01 ギンズバーグとアメリカ社会) 対談 (コラム02 ギンズバーグとハーバード) 第2章 弁護士時代 モーリッツ対内国歳入庁長官事件 控訴趣意書 (コラム03 ギンズバーグと弁護士活動) フロンティエロ対リチャードソン判決 口頭弁論 ワインバーガー対ワイゼンフェルド判決 口頭弁論 (コラム04 ギンズバーグと教育活動・団体活動) 第3章 連邦最高裁裁判官として ルース・ベイダー・ギンズバーグの連邦最高裁裁判官への指名について 合衆国対バージニア州事件(1996年) 法廷で読み上げられた声明 法廷意見 (コラム05 ギンズバーグと平等) レッドベター対グッドイヤー・タイヤ&ラバー会社判決(2007年) 法廷で読み上げられた声明 反対意見 (コラム06 ギンズバーグと少数意見) シェルビー郡対ホルダー判決(2013年) 法廷で読み上げられた声明 反対意見 (コラム07 ギンズバーグとリベラル) バーウェル対ホビーロビー・ストア判決(2014年) 法廷で読み上げられた声明 反対意見 (コラム08 ギンズバーグと信教の自由・文化戦争) 第4章 近年の講演 ルイス・D・ブランダイスから学んだこと ジェネシス基金による生涯功績賞授賞式での講演 帰化式典における講演 (コラム09 ギンズバーグと家族) あとがき 年表 ルース・ベイダー・ギンズバーグの生涯 日本語版刊行に際して(水田宗子)

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