あらすじ
赤穂事件に端を発し、扇野藩にお預けの身となった旗本・永井勘解由。紗英は勘解由の監視役ながら、彼のやさしさに惹かれてゆく。だが身分を隠した大石内蔵助が訪ねてきて――扇野藩に、静かに嵐が忍び寄る。
※本書は、2015年12月に小社より刊行された単行本を上下に分冊の上、文庫化したものです。
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Posted by ブクログ
勘解由の父母の自刃と切腹とが浅野内匠頭の切腹と幕府の都合で処理された境遇が似ていることで他人事ではないことを感じていた。そうした中、打ち入りを決断した大石内蔵助と遭い「大石殿とお会いして、自分が侍であることを誇らしく思えました。ありがたく存じずる」と、幕閣の都合で処理されたことへの怨念を貫くことが侍としての信念だと感じたのではないだろうか。
大石内蔵助の言葉「なぜ、討ち入りをしなければならなかったのか。どのような思いで吉良上野介の首級をあげたのか、そのことを世の人々に知って貰えば、遺された家族たちに救いの手を差し伸べてくれる人もいるだろう」(遺すものたちのためにできることは、我らの想いを少しでも広く世に伝えることだけだ)と勘解由への手紙で残した。勘解由は「人は皆、さしたることでもなく、思わぬところで悲運に出会ったりする。嘆きに沈むのはやむを得ないが、何より大切なことは悲運に負けて立ち止まらぬこと。歩き続ける事ではないかと思う」「人は自らの心願だけで生きられるものではない。生きている事を願ってくれる人の想いに支えられて生かされているのだ」、勘解由の妻紗英は「諦めず、迷わず、これからも信じた道をただ一筋に歩んでいくよう励まなば」。浅野内匠頭の最後の言葉は妻への労りだった。
Posted by ブクログ
忠臣蔵真っ只中だから見えてる結末にハラハラする。でもなんとかなる。どうか幸せになってください!!
「なか」が本当に良い子でもう…囲いたいくらい好き